電子情報通信学会  
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 ■江村 克己

 

ICT産業は今、重大な転換期にあり、垂直統合型の産業構造からの脱却、付加価値シフトへの対応が求められています。また、若者のICT産業離れという問題も顕在化しています。"電子・情報・通信分野の研究開発及び事業の発展に継続して貢献すること"を目的とする当学会も、そのあり方の見直しが必要になっています。従来の研究面からの貢献を強化することはもちろんですが、学会として専門性の高い見識を発信することで社会の変革とICT産業の発展に寄与すること、研究者のみならず技術者さらには学生を含めたICT関連人材の育成に寄与すること、グローバルな展開と連携を強化すること、により学会としての価値を高めていくことが不可欠になっていると考えます。
  私はこれまで会計理事としてソサイエティ独立採算化と財政の健全化に、また企画室の企業向け学会価値向上策検討WG主査としてこれからの学会のあり方の検討に取り組んできました。会員漸減の現状から持続的に成長する学会への変革に、これまでの経験を活かし引き続き貢献していきたいと考えています。
略 歴:
1982年東京大学工学部電子工学修士修了。同年日本電気鞄社。光通信システムの研究開発に従事。コアネットワーク事業部商品企画部長、研究企画部長等を経て2007年より知的資産統括本部長。工学博士。本学会フェロー。

 



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