電子情報通信学会  
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 ■安田 浩

 

21世紀はWEBが全活動の最重要基盤となる。その中にあって、WEBに対する人間叡智の創造・発信がその根幹を支える事になる。この分野で世界のトップたるためには、WEB時代への意識改革・研究開発環境作りを主導することが必須である。本学会はこの責務を担うトップ組織であり、会員による国際的な活動も含め、人間叡智の創造・発信技術基盤を確立するよう努力したい。さらに、知的財産権保護および安心・安全な環境作りは、他学会に先んじて積極的に取組みたい。WEB時代のイノベーションを先導するためには、「具体から抽象へ:普遍的理念の創造」と並行して、「抽象から具体へ:ものづくり活動」の活性化が今までに増して重要であり、産学官連携活動の活性化と共に重点化を図りたい。また法人体制の見直しが求められており、これを機に柔軟・軽快かつ透明・効率的組織体制を築くとともに、アジアに重点を置く国際色豊かな学会へと変貌させて行きたい。
[プロフィール]
東京電機大学・未来科学部教授 工学博士・東京大学名誉教授、JPEG/MPEG国際標準化制定を指導、米国TVアカデミ「エミー賞」、IEEE CPスタインメッツメダル受賞および2009年春季紫綬褒章授章

 



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