電子情報通信学会  
ロゴ

 

 ■青山  友紀

 

慶應義塾大学
インターネットや携帯を中心とするICTの急速な進展は社会を変えつつあります。その技術進歩に貢献した技術者集団の多くは当学会の会員として活躍してきた人々なのです。電子情報通信学会は高度情報社会の実現に大きく貢献したことを誇るべきだと思います。一方、私たちの技術者コミューニティが引き起こしてきたICT革命は社会を変えると同時に、私達の学会の置かれた立場も変えることになりました。知の情報発信と情報獲得は学会を通さなくても容易に行えるようになり、企業技術者の学会離れ、さらにこの分野に進む若者の数の減少を引き起こし、これまでの学会のあり方を変革する必要があることはよく認識されております。そこで私はもし選出されましたら次のことに重点的に取り組み、当学会のV字型再発展に貢献したいと考えております。1.自分の領域であるICTを徹底活用した会員サービスの充実施策。2.企業会員の獲得施策、3.学会のグローバル化と海外会員の獲得施策、4.若年層のICT分野への参画増進施策。

プロフィール
東京大学電気工学専攻修士課程を終了後1969年電電公社(現NTT)入社。以降電気通信研究所で通信システム、光ネットワーク、信号処理などの研究に従事。1973年より1年間MIT客員研究員。1995年NTT光ネットワークシステム研究所長を経て1997年東京大学工学系研究科教授就任。2006年慶應義塾大学教授に転職現在に至る。当学会では編集理事、会計理事、総務理事、通信ソサイエティ会長、東京支部長、副会長を歴任。当学会フェロー、IEEEフェロー。日本学術会議会員。

 



| CLOSE |

(C) Copyright 2008 IEICE.All rights reserved.