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「シニア会員」制度の実施について



1.シニア会員制度の検討経緯

   平成18年12月理事会において、現在のフェロー制度に準ずる位置付けとしてシニア会員制度を設けるべきであるとの提案をし、早期に実施すべきとのコメントを受けて承認されました。
  選奨委員会で検討の結果、以下のように実施要領をまとめ、平成20年2月理事会で承認され、5月総会において関連規則が制定されました。これに基づき平成20年度からシニア会員制度を実施することになりました。


2.シニア会員制度策定の基本的考え方

本学会分野での継続的な貢献が認められる会員に対して「シニア会員」の称号を贈呈することにより会員の意識高揚、学会の活性化に資する制度と位置付け、かつ将来はフェロー選出の母体、即ちフェローの推薦条件とすることを視野に入れます。

本学会規則に「シニア会員称号」の項目を追記、合わせてシニア会員関連規程を制定いたしました。 なお、本学会規則の修正は平成20年5月総会に審議事項として提案し、承認されました。

シニア会員の申請、推薦プロセスにはWebを活用するなど、シンプルかつ利便性の高い方法を指向いたします。


3.シニア会員制度の概要

以下、フェロー制度との主な対比を示します。

比較項目

シニア会員

フェロー

(1)趣旨

・継続的な貢献 ・顕著な貢献 
(2)候補者の条件 本会の技術分野に10年以上従事しており、本会会員として累計在籍年数5年以上の正員、あるいは顕著な業績・貢献が認められる正員 本会のシニア会員
(3)選定手順 ・自己申告(Webでの申請)+推薦者2名
・推薦者は名誉員、フェロー、シニア会員
・他薦、評価者3名以上
・推薦者は本会会員として累計在籍年数10年以上の正員・名誉員と海外セクション代表者。
(4)選定回数、選定手順など運用レベルの概要 ・選定1回/年 申請期間:通年
 ※当該年度分受付終了:6月30日
・各ソサイエティのシニア会員推薦委員会
・シニア会員審査委員会
・ソサイエティ会員数の10%を上限
・12月理事会でシニア会員を承認
・理事会承認後、事務局から証を郵送

・選定1回/年 申請期間:4/1〜6/30

・各ソサイエティのフェロー推薦委員会
・フェローノミネーション委員会  
・毎年ソサイエティ正員数の0.1%を上限
・12月理事会でフェローを承認  
・理事会承認後、総合大会の場で贈呈 


累計在籍年数は、提出期限である6月30日までの在籍月数を積算し、12ヵ月を1年とし、端数月数は切り捨てる。


4.今後のスケジュール概要

 ・ 6月30日 当該年度分申請受付終了
 ・ 7月〜10月15日 各ソサイエティのシニア会員推薦委員会にて候補者選定
 ・ 10月〜11月 シニア会員審査委員会にて調整・審査
 ・ 12月 理事会承認、称号の証の贈呈(郵送)


5.「シニア会員称号」に関する学会規則

  信学会規則 第1章会員、称号および入会
 

 

 

■ 第1章 会員、称号および入会
 第1条  会員の種別、呼称及び資格は定款第5条による。他は本規則による。
 第2条  大学卒業以上、またはそれに準ずる学識または技術の経験を有すると認められる会員は正員とする。
2.
 学生員であった者が、当該学校を卒業または修了したとき、これを正員とする。
3.
 正員として入会する者は、名誉員又は正員1名の推薦を要する。ただし、推薦者が身近にいない場合には、担当理事等が、提出された本会入会希望理由、研究分野及び略歴などの情報を参考に審査を行い、適切と判断した場合には入会申請を受け付ける。
4.
 学問・技術または関連する事業に関して継続的な貢献が認められ、本会への貢献が大きい正員に対し、理事会の承認を得て会長がシニア会員の称号の証を贈呈する。シニア会員の推薦基準および手続きは別途これを定める。
5.
 学問・技術または関連する事業に関して顕著な貢献が認められ、本会への貢献が大きいシニア会員に対し、理事会の承認を得て会長がフェローの称号の証を贈呈する。フェロー称号の推薦基準および手続きは別途これを定める。
6.
 名誉員は別に定める基準により、理事会の承認を得て会長が推薦し、次期の総会または適当な機会において推薦状を贈呈する。
(以下省略)




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