電子情報通信学会  
ロゴ


IEICE Student Branch活動


  INDEX
IAAAの活動状況(会津大学)
早稲田大学 Student Branch(早稲田大学)
慶應義塾大学 Student Branch(慶應義塾大学)
名古屋大学Student Branch
つばめ会(東京工業大学)
豊橋技術科学大学 Student Branch
ToMCaT(東京都立工業高等専門学校)
TEC(徳島大学)
     
★18年2月号 会誌掲載
 
過去のIEICE Sutudent Branchの活動



IAAAの活動状況(会津大学)

 IAAAでは論文執筆や学会発表を視野に入れ、広い知識を得ることでよりよい研究、発表ができることを目標に活動しています。今年で設立から3年目を迎え、現在約30名のメンバーで活動しています。
 去年より引き続き行っている活動としては、Workshop(旧名模擬学会)やポスターセッションがあります。これらでは、研究の第一線で活躍されておられる先生の講演をはじめ、学生による学習・研究成果など、幅広い分野の発表の場となっています。電子情報通信学会ならびに会津大学の関係者の方々をはじめ、多くの方々の協力のもと、Workshopは前回報告以降4回開催し、ポスターセッションも学園祭と入学式において2回開催しました。
 また、新たな活動として、10/8,9に開催された学園祭において冊子の製作・配布や学会ツアー等を行いました。
 学園祭で発行した冊子では学生自身の研究や、これから研究して行きたい分野について執筆し、見学者に200部配布しました。これら活動を通じて、研究内容を論文としてまとめる能力の向上にも繋がると考えています。
 学会ツアーとして電気関係学会東北支部連合大会と情報科学技術フォーラム(FIT2005)を聴講しました。実際の発表を見学することによって発表方法について考察し、最新の研究に触れる機会を得ることができ、学習意欲の向上にも繋がりました。
 これからも様々な研究の場を見て、実際に発表をすることでメンバーと共に学んで行きたいと考えています。


三十尾 直樹
会津大学コンピュータ理工学部
TOP
慶應義塾大学 Student Branch(慶應義塾大学)

 2年目を迎えた慶應義塾大学Student Branch(SB)では、2つのことを目標に本年度は活動をしてきました。1つ目は社会人になられた先輩などとの講演会・懇親会を通して、学会員のネットワークをより密にしていくこと。2つ目は活動を通して学会員を増やすことです。
 本年度は2回目ということもあり、1つ目の目標については十分に成果を出すことができたと考えております。講演は、慶應大学の先輩に技術者や研究者として社会で働くことについてお話していただきましたが、昨年度よりも講演会の学生出席者数は倍増し、学会員のネットワークが広がるだけでなく、よりたくさんの会員に将来社会人として研究活動を行なっていく具体的なイメージが湧いたのではないでしょうか。一方、2つ目の目標については残念ながら今年度は大きな成果を残すことはできなかったように思えます。SBとしては講演会などに出席してもらえた学生に入会を促す、という方法しか取れないのが現状であり、今年度の反省点ではないかと私は考えております。
 来年度からは後輩にSBの運営は委ねられますが、後輩にはぜひとも2つ目の目標、つまり、学会の窓口機能としてのSBを模索してもらいたいと思います。最後になりましたが、講演依頼などのご尽力をいただいた眞田先生にこの場を借りて深い感謝の意を表したいと思います。


三浦 直樹
慶應義塾大学大学院理工学研究科総合デザイン工学科スマートデバイス工学専攻
前期博士課程2年
TOP
 
つばめ会(東京工業大学)

 東工大のStudent Branch「つばめ会」は昨年で試行設置 2年目を迎え、その存在意義、また将来のビジョンをより明確にしていく年であったと思います。 「つばめ会」ではOBの方々を含め学生間の交流を活発にし、親睦を深めることで「つばめ会」の繋がりを財産 にしていくという設立当時からの目的があり、我々は一年を通して企業見学会や講演会を企画し、また他団体と共に学生主催のワークショップに後援として参加するなど、より多くの学生と交流できる場を提供する活動を行なってきました。これらの活動では、普段あまり体験することのできない自分とは異なる分野の方々との交流、そしてつながりが持つことができ、このような価値のある時を創りだすことは、つばめ会を通して実現できる1つの可能性であると感じました。
 2年間の試行設置を経て今年度から本格設置となり、後輩によって引き継がれていく「つばめの雛」が今後どのように成長していくのか非常に楽しみにしています。
 最後に 委員長という不慣れな役ではありましたが、助言を頂いた顧問であられる村田先生、また補佐をして頂いた役員の皆様に感謝の意を表したいと思います。

宮野  剛
東京工業大学理工学研究科 電気電子工学専攻
TOP
 
ToMCaT(東京都立工業高等専門学校)

 都立高専では、電子情報通信学会やブランチの存在がほとんど知られていません。また、電子情報通信学会に限らず、学生が学会に参加できるということも大半の学生は知りません。このような状況を踏まえ、私たちはToMCaTを学会への入口、あるいは窓口としようと考えています。そこで今年度は、学会やブランチの存在を多くの学生に知ってもらうことと、入会手続きなどのサポートを充実させることの2点を活動の柱としました。現在までにToMCaTのポスターやウェブサイトを作成し、高学年の学生を主な対象とした周知活動をしています。
 また 東京支部学生会主催の行事の大半は平日であり、授業があるため本校からの参加は困難です。そのため、学生員になることのメリットは研究発表会に出ることができるという程度です。そこで今後は、ToMCaT独自のイベントを行うことで入会のモチベーションを増やしていこうと考えています。現在予定されているものでは、卒研発表にむけて研究発表の方法を練習する場を企画すること、見学会や模擬学会の開催などが挙げられます。
 今年度は、前年度からの引継ぎがうまくいかず、年度当初は私たち自身がブランチとはどんなものなのか理解していないような状態でした。そこで来年の担当者には私たちのやっていることを逐次知らせ、またできるだけ参加させるようにして、代が替わるまでにはスムーズに仕事を引き継げるような状態にしたいと考えています。

石黒 昌理
東京都立工業高等専門学校 電子情報工学科 5年
TOP
 
早稲田大学 Student Branch(早稲田大学)

 本庄情報通信研究開発支援センターの見学感想

 去年、私は早稲田大学SBの活動として、埼玉県本庄市の本庄情報通信研究開発支援センターを見学しに行きました。本庄に着くなり、このような田舎の場所に、どのような素晴らしい開発センターがあるのかといった疑問と興味がわきましたが、実際に訪問して様々な新技術や映像系ネットワークアプリケーションの研究開発設備があることを知り、本当に驚きました。
 研究開発支援センターに入る前に感じたこととして、周りは自然が多いので研究に適した環境であると感じました。見学は、情報表現・入出力研究室から始まりました。ここでは、ハイビジョン24フレームに対応したカメラ一体型VTRや高性能マイクロホン、モーションコントロール、モーションキャプチャーという設備を初めて見ました。そしてこの設備を使って、大被写体から小動体に至るまでの様々な被写体撮影が可能だということが分かりました。また、それらの映像を加工、合成、編集するデジタイジングができ、また動体の動作データを収集して、広範囲な3次元座標計測方法やそのデータ圧縮伝送や、それら各設備を遠隔制御する伝送基盤技術の研究開発も行うことができることも知りました。
 CG制作研究室を見学することで、高速で高品質な三次元座標データの表示技術、運動の教育や訓練に応用したアプリケーション、異なるデジタルコンテンツフォーマットを一元化して扱うAPI技術、及び、これらをベースとした制作統合管理データベースなどの研究開発を行うことができることを学びました。これにより、高速で高品質な映像コンテンツ生成技術や、それをサポートするネットワーク環境の研究開発を実現できることを知りました。そして、ここで作られたNHKスペシャルの"地球の進化"という番組を見せて頂き、CG制作は様々なアプリケーションが用いられて実現するのだと分かり、強い印象を受けました。
 コミュニティ研究室には、複数のパーソナルコンピューター、VTR、大型LCDプロジェクターがあることを知りました。そして、これらを自治体や、企業および教育機関等の利用者が利用して各種研修・研究を行うことができ、パソコンで映像・音声の加工編集、Webサイト作成編集もできるという話も伺いました。私も機会があれば、ここの施設を利用して研究を行いたいと考えています。最後は映像コンテンツに対して、多種多様な音声コンテンツを効果的に整合・加工処理する研究開発を行う、音声加工研究室を拝見させて頂きました。
 本庄情報通信開発支援センターの見学を通して、新技術・新事業の創出効果が見込まれる映像系ネットワークアプリケーションの研究開発設備や、高度情報通信社会の実現への取り組みについて強い印象が残りました。早稲田大学SBの企画に参加し、このような立派な開発支援センターを拝見することで、多くの事を知り、学ぶことができました。大変に嬉しく思うと同時に、イベントを企画してくださった皆様にとても感謝しています。今後も早稲田大学SBの企画があれば、是非とも参加したいと考えています。


劉  飛
早稲田大学国際情報通信研究科 修士課程2年
TOP
名古屋大学Student Branch

 設立から2年目を迎えて

 私が名大Student Branchの存在を知ったのは今から約1年余り前の平成16年夏のことです.真夏の暑さのなかで,Student Branchの第一会合開催告知を読んで「何をする会だろう」と疑問に思った自分の姿を今でもはっきりと覚えています.それから何回かの会合と講演会に参加しているうちに,季節が秋から冬へ変化するのを感じるように会の趣旨を次第に実感できるようになりました.「Student Branchは,院生・学生と先輩研究者や技術者との交流場である」と自分なりに考えました.
 そして,会長を引き継ぐことになった今は,その趣旨をより多くの会員に実感できるように努力しています.
会長になってからの私は「さあ,今度は何をやろうか」と考えるようになりました.研究生活の忙しい日々の合間を縫って,休憩のときや昼食のときなどでも会の活動について模索することが多くあります.これまでと異なる新しい活動内容を追及するあまり先が見えないそんなときに,前副会長と顧問の先生から様々な助言をもらいました.私はStudent Branch設立2年目の第一会合告知を書きながら,「昨年の会長はどのような思いで告知を書いていたのだろう」と初めて先輩たちの思いを感じたような気持ちでした.
 会合の開催にあたり私は多くの会員・学生から協力をもらいました.長時間にわたる打ち合わせ,会員への通知,参加者へ配布する説明資料の作成,参加者の親睦を深めるための食事の準備,会場の予約などの多くの作業を手伝ってくれました.会合の当日,会場に入り,皆の前で「こんにちは」と挨拶すると若々しい笑顔と元気な声で「こんにちは」と返してくれる人は何人もいました.私はいつの間にか緊張が取れ,笑顔で会合の進行をやり遂げることができました.あのときの皆の声と笑顔は今でも私のなかでよみがえることがあります.「新しい活動内容が見つからなくたって皆で楽しく交流できればそれでいいじゃないか.Student Branchの趣旨はまさにそこにあるのだ!」と今度は自分の中から声を聞いたような気がします.

Truong Trung Dung(チウン・チュン・ズン)
名古屋大学大学院情報科学研究科メディア科学専攻 博士課程後期課程1年
TOP
豊橋技術科学大学 Student Branch

 豊橋技術科学大学では,昨年度からStudent Branchが設置されました.主に情報及び知識情報工学,電気・電子工学を専攻する学生が,学生同士及び教員,OBの方々との交流を通じ,知識・意欲を向上させることを目的として,計5回の会合を実施しました.
 初年度では,学生員に対する就職活動支援を通じた意欲の向上に焦点を当てて,活動を行いました.講演会ではベンチャー企業を経営されている本学OBの方々をお招きして,大学と企業の異なる立場から講演して頂き,高いモチベーションとノウハウに触れることができました.また,本学教員の方々をお招きした会合では,特に大学院生を対象に,職業としての研究者について話し合う機会を設け,有意義な時間を過ごすことができました.
 年間の活動を通じて,特に比較的規模が小さな組織として設立されるStudent Branchでは,より具体的な目的とテーマを持って運営にあたることが重要であるように感じました.そのためにも今後は,学会と学生員の間を取り持つことのできる窓口として何ができるか,また学生員がどのような情報や機会を求めているかを継続的に把握するようにし,改善を続けていく必要があると考えています.

大濱 吉紘
豊橋技術科学大学大学院 工学研究科博士後期課程 電子・情報工学専攻
TOP
TEC(徳島大学)

 徳島大学工学部電気電子工学科のStudent Branchは、学生同士のネットワー ク強化や学生の大学内外での活躍の場を設けることを目的の下に、現在37名の 学生で構成されています。設立2年目の活動として、新3年次編入生と交流のた めのバーベキュー、Webページ・メーリングリストの立ち上げ、英語勉強会等 を行い、さらに3年生に対する進路・就職説明会等を計画しています。英語勉 強会での成果として、電気関係学会四国支部連合大会の英語セッションに TECから3名参加し、内1人がIEEEプレゼンテーション賞を頂くことができました。
 私はTECの様々な活動に参加し、先輩方にアドバイスを頂き、またそれを後 輩にもアドバイスすることで、研究に対してまたこれから行う就職活動に対し てより深い理解を得ることができました。
 私は今まで参加する立場にありましたが、これからは自分たちがTECを引っ 張らなければならない立場となります。そのため、今後は反省点をふまえメン バーたちと様々な魅力ある行事、活動などを提案し、実行できるようがんばりたいと思っています。また、現在は編入生のメンバーが中心となって活動して いますが、より広くメンバーを集め、活気あるStudent Branchにしていく予定です。


池浩  司
徳島大学大学院工学研究科博士前期課程 1年電気電子工学専攻





| MENU | BACK |

(C) Copyright 2013 IEICE.All rights reserved.