電話機の仕組みを説明するためには、まず「音」というものが、どういうものなのかを説明しなければなりません。音は空気の振動として伝わります。音が振動であるということは、風船を両手で持って風船に向けて声をだせば実感できます。ただ息を吹くだけでは風船はふるえませんが、声の場合はふるえます。電話はこの音の性質を利用してできています。
電話機の仕組みを説明するためには、まず「音」というものが、どういうものなのかを説明しなければなりません。
小さい頃、紙コップ二つを糸でつないで、糸電話を作ったなぁ。糸電話の場合は、まず紙コップに向けてしゃべった声が、紙コップの底を振動させるのよね。その振動が糸を伝わり、相手の紙コップの底を振動させて、相手に声が伝わるわけね。
その通りです。糸電話でいうところの紙コップは、電話機だと、自分の声を送る送話機と相手の声を聞く受話器からできています。口にあてる方が送話器で、耳に当てる方が受話器です。糸電話との違いは、振動を伝えるために電気を使うということです。
