電子情報通信学会  
ロゴ



                               

オ ブ ザ ー バ の 心 得

電子情報通信学会 JABEE対応委員会




[ 1 ] 審査員の立場
 JABEEの審査は査定や順位付けではなく、
1.
JABEEの認定基準に則ったシステムを高等教育機関(以下、大学等と略す)が構築しているか
2.
自身が設定したシステムに従った行動がとられているか
を確認することが役割である。
 システムの改善は高等教育機関が自主的に行うもので、これは大学等が
1.
学習・教育目標の設定
2.
上記目標に沿ったプログラムの設定、運用
3.
結果の自己評価、第3者評価による改善内容の明確化
4.
学習、教育目標あるいはプログラム内容を修正して2.に戻る
のステップを毎年実施することにより達成できる。このスパイラルアップの機能を持たせることはJABEEの要求項目に含まれているので、審査員はシステムの確認をすれば役割を果たすことができる。
従って、 審査員は内容に立ち入った個人的意見は厳に慎まねばならない。
審査にあたっては次の点に留意して頂きたい
1.
予め質問項目は審査チームで用意しておく
2.
大学等が行う説明は責任者の概要説明だけにとどめ、後は審査員の質問に対して証拠資料をベースに簡潔に回答する形をとる
3.
教師、学生、卒業生、第3者、等多面的に確認をとる。重要な項目については少なくとも2者から独立の回答を求める
4.
教師面談等でできるだけ多くのデータを集める場合は審査員とオブザーバを組にした分割チームを編成して臨む(臨み方は学校側の準備もあるので予め決め、大学等にその旨伝えておく必要がある)
5.
学生との面談では原則として大学等側の立会いは認めない
6.
質問に対する答は口答だけではなく、証拠による確認に努める。データがない場合は3.項で述べたようにして裏をとる。
7.
審査時の情報の漏洩が起きないよう扱いについては十分に注意を払うこと


[ 2 ]オブザーバの立場

 オブザーバは本審査の場合は審査長から求められた場合に意見を述べることができるが、それ以外においては発言を差し控えるべきである。ただし、試行についてはより良いシステム構築に向けて多面的な意見が求められるのでオブザーバの方も積極的に参加して頂くことを原則とする。守秘については審査員と同じ。
補足説明
 学習・教育の水準をどこに置くかは継続的に審査・認定を実施してきた国であれば確立されているので問題はないが、JABEEの場合は立上げ期であることからこのような実績がなく混乱を招いているので、基本的な考え方を以下にまとめる。

 「学習・教育の水準をどこに設定するかは、学習・教育目標に基づき教育プログラム側が定義する事項である。
 ただし、国際的に整合がとれる(WAなどと)最低限の水準以上である必要がある。教育システムが機能していれば、社会の評価も受けているので「最低限の水準」とは何かも教育プログラム側が定義できるはずである。
 従って、審査員は学習・教育水準についても過度に干渉してはならず、他の項目と同様にシステムが機能しているかどうかをチェックするにとどめるべきであり、ここしばらくは若干の混乱が入ることは覚悟する必要があろう。」




| TOP | BACK|

(C) Copyright 2000 IEICE.All rights reserved.