電子情報通信学会  
ロゴ

計測制御システム工学の内容例示(電子情報通信学会,電気学会,計測自動制御学会共通案)

計測制御システム工学は,実際のシステムにかかわる量,動作を計測し,計測して得た情報を利用してシステムの状態と働きを人間の利便と福祉の向上に役立つように制御することに関連する学問であり,特に要素を組み合わせて,全体システムとして優れた働きをさせるという観点が重視される工学領域である。
以下の説明は,分野別設定要件「1.修得すべき知識・能力 2)」の補足説明である。

この領域を取得するために必要な基本的知識として

1.数理法則や物理原理を理解するために必要な基礎的知識

2.コンピュータを道具として使いこなすための基礎的知識

3.工学の広い範囲にわたっての基礎的知識

4.計測・制御・システム工学の専門領域に関する基礎的知識


が求められる.またこれらの基本的知識を十分に理解するための実験を行い,得られた結果を深く思考する能力の養成が求められる.更に,現実のシステムにおける問題点を見出し,これらを解決する能力の養成も求められる.。

具体的には,以下に示すような項目の内容の授業により,基本的知識を修得させ,少人数で行う実験・演習等により,現実と理論との対応を理解させ,卒業研究等により,分析力,思考力,応用力の養成及び論理的思考の訓練を行うことが望ましい。

本来,教えるべき項目は,各教育プログラムの目標に合致するように選択される必要がある.したがって,以下の項目は参考としての一例であって,これらの項目のすべてを含む必要はない。


1.数理法則や物理原理を理解するために必要な基礎的知識

1.1 基本的な数学分野

(線形代数,微積分,確率・統計,複素解析,フーリエ変換・ラプラス変換・z変換等の主要項目)


1.2 物理・化学分野での基礎知識

(力学,電磁気学,熱力学,化学等の主要項目)



2.コンピュータを道具として使いこなすための基礎的知識


(計算機アーキテクチャ,プログラム言語,ネットワーク等の主要項目)


3.工学の広い範囲にわたっての基礎的知識



4. 計測・制御・システム工学の専門領域に関する基礎的知識

4.1 計測

(計測基礎,信号・画像処理,機械・電気・化学計測,光・音響計測,生体計測,パターン計測,リモートセンシング等の主要項目)

4.2 制御

(フィードバック制御,状態フィードバック,オブザーバ,安定性,同定,サーボ機構,アクチュエータ,ディジタル制御等の主要項目)

4.3 システム工学

(モデリング,シミュレーション,自動化機器,ロボティクス,最適化知識情報処理,マンマシンシステム等の主要項目)





| TOP | BACK |

(C) Copyright 2000 IEICE.All rights reserved.