「和・英論文誌に掲載された論文等の著作権の電子的利用について」

本会では、本会が著作権を保有する著作物の電子的利用については、具体的判断基準が明確でなく、現状に準拠し運用してきました。
具体的には著作者から自分の論文(本会発行物に掲載されたもの)をホームページに掲載したいとの申請があった場合、書誌情報、アブストラクトまでの掲載とし本文全部の掲載についてはIEICE Transactions Onlineにリンクを張る形でお願いをしてきました。その一方で近年、電子的利用に関する利用申請や機関レポジトリに関する問合が増加してきたことから、本会著作権管理委員会において、電子的利用について審議・検討してきました。
その結果、著作者の利便性に配慮し、本文に関しては、本会発行版(出版社版PDF)の公開を認めることと致しました。詳細は表のとおりですが、主なポイントは以下のとおりです。

1.著作者本人が、自分の論文全文を自分個人のホームページで、発行後無料公開する場合、出版社版PDFの公開を許諾する。事前の申請は必要です。(その他条件の詳細については下記の表参照)

2.著作者本人が、自分の論文全文を自分個人のホームページ以外(所属機関のホームページ等)で発行後無料公開する場合、また、著作者の所属機関が、所属研究者の論文全文を当該機関のホームページ等で発行後無料公開する場合、発行日から6ヶ月以降に出版社版PDFの公開を許諾する。事前の申請は必要です。(その他条件の詳細についてはこちらの表参照:PDFファイル)

なお、電子的利用につきましては、複製が容易であり、原著作者の予期しない問題が生じることも想定されますので、事前の申請を必要としました。紙媒体の利用については、従来どおりです。ご理解・ご協力のほどよろしくお願い致します。

※和・英論文誌以外の会誌、技術研究報告、大会講演論文集などに掲載された論文等の電子的利用については引き続き検討中ですので、従来どおり、本文全部の公開はご遠慮下さい。書誌情報、アブストラクトまでの公開は可能です。事前の申請は必要となります。

※会誌並びに大会講演論文集については、法人用DVD、CD-ROMを購入の上、同封の「同意書」を本会事務局まで送付した場合は、機関においてローカルPC上での利用、またはネットワーク(LAN)上でのファイル共有による閲覧が可能です。





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