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「国際的情報発信源の可能性タスクフォース」(報告)

平成14年11月29日
国際的情報発信源の可能性タスクフォース


 平成14年2月28日に開催された電気学会、照明学会、電子情報通信学会、映像情報メディア学会、情報処理学会(順不同)の会長の意見交換会において、英文論文誌による国際的情報発信源の可能性についてタスクフォースを設立し、半年を目処に検討結果を出すことが申し合わされた。
 これを受けて上記5学会からなるタスクフォースを設立し、6月17日の第1回開催を含めて都合5回の会合を持ち議論した結果,以下の結論に至ったので報告する。

ま と め

1. 5学会が協力して英文論文誌を発行することの必要性についての認識は共有できるが、既存の英文論文誌に関する各学会の状況にはギャップがあり、これらを改廃して新しい英文論文誌を発行することは当面困難である。
2.  従来の英文論文誌に比べて速報性を有する共通電子ジャーナルの必要性については共通認識が得られ、関連する学会で取り組めれば最も効果が得られることを確認した。
3.  共通電子ジャーナルの発信には、経費や要員等、実現に向けて検討課題が多いので、これに向けたWGを関連学会の中で構成し、検討を進める。
4.  財源として日本学術振興会が公募する科研費の中の「特定欧文総合誌」に関する補助金の活用を前提として検討する。
 現状の申請条件には以下の制約があるが,特に(4)項は紙ベースの出版が前提となっているので、電子ジャーナルも対象に含めるよう併せて提言を行う。

 制約条件
 
(1)
複数の学会等が協力体制をとること
(2)
年4回以上、1,000部以上の発行であること
(3)
年間500ページ以上発信され、論文は全て英文であること
(4)
500部以上を海外に有償で販売していること(途中の経過は見る)

 上記WGの活動は平成15年1月31日に予定されている日本学術会議3研連代表との連絡会での議論の結果を待ち、検討を開始する。

以上

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