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「アンブレラ型機構の在り方」(報告)

平成14年11月29日
アンブレラ型機構の在り方タスクフォース

平成14年2月28日に開催された電気学会、照明学会、電子情報通信学会、映像情報メディア学会、情報処理学会(順不同)の会長の意見交換会において、アンブレラ型機構のような協力機構の可能性を検討するタスクフォースを設立し、早急に結論を出すことが申し合わされた。
これを受けて上記5学会によるタスクフォースを設立し、6月25日に第1回を開催、合計3回の議論を経て以下の結論に達したので報告する。

電気・情報関連学会連絡協議会(仮称)の設立について(案)

電気電子情報関連の学会が一堂に会し、各学会が直面している問題について話し合い協力することにより、今後の学会活動をより活発化することで会員への利益を増大させるとともに、学会の対外的プレゼンスの高揚、社会的貢献を具体化するため、電気・情報関連学会連絡協議会(仮称)を設立する。なお、協議会の体制、将来形態については「各学会の意見一覧」のように複数の意見があり、今後の議論を待つこととする。

具体的な内容は以下の通り。

1. 名称を「電気・情報関連学会連絡協議会(仮称)」とする。
2. 設立は平成15年4月1日。
3. 設立メンバーは
照明学会、電子情報通信学会、電気学会、情報処理学会、映像情報メデイア学会。さらに新規の学会加入は拒まない。
4. 会合は年2回程度の開催を予定するが、緊急の場合はそのかぎりでない。本協議会の委員は、学会会長とする。実際の会合は各学会の総務理事、事務局長の出席により運営する。
5. 協議会には専任の会長および事務局はおかず、各学会が1年ごとの持ち回りで運営にあたる。
6. 発表等に関しては5学会会長の連名とする。
7. 会合の内容は、
(1) 政府提言、国際的な情報発信など学会が協調するべき案件について
(2) 各学会が実施している講習会、セミナ、大会などの相互協力,補完
(3) 事務局を含む学会運営にあたっての効率化
(4) 今後の学会協力の進め方
などに加え、各学会がその時点で直面している共通課題に対する対応策の紹介、社会的な外部要因変化に対する学会のあり方、等について、率直な意見交換をおこなう。

以上

【 各学会の意見一覧 】
.
電気
照明
電子情報通信
映像情報メディア
情報処理
形態 連絡協議会を作り、共通事業を推進 協議会形式の自由度の高い緩い機構 実施可能な協議体でスタート。将来形態は走りながら 連絡会あるいは協議会 連絡協議会のような緩い連合
目的 メンバー学会の国際的プレゼンス高揚、協力事業推進 政府および社会への提言
海外への情報発信の効率的実施
対外発言力向上
新規使命の協力
会員特典の拡大
具体的共同事業の推進
学会運営効率化
単独学会ではできない事業
会員メリット・ディメリット 会員の会費負担減、情報流通促進
学会の収入減
対外プレゼンス向上
意思疎通の向上
組織運営の自由度の阻害
技術者のステータス確保、会員特典拡大、
会費収入減
幅広い活動や情報を会員に提供
事務の合理化
大規模事業の実施
オーバーヘッド必要
体制と維持運用 幹事学会輪番制 個々の学会が見える体制
幹事学会輪番制
トップや事務局は持ち回り各学会は運営費分担 連絡会の主催持ち回り しっかりした維持体制が鍵
将来形態とそこに至る継続性 協議会−共同体−統合の意義検討 協議の場の存続
日本学術会議の参加
IEEEの本部的構造 具体的経験をもとに次のステップを考える 当面は緩い連合体のまま
その他 他分野でも連携推進の動きあり 照明関連では海外等における同分野機関との連携が必要 . . 情報分野の専門学会との連携の必要

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