2012年11月研究会ワークショップ報告

ワークショップ実施中の様子はこちらをご覧ください。

テーマ	コラボレーションのための研究者の対話―音声生成と音声合成を中心として―
開催日	2012年11月9日(金)
会場	東北工業大学一番町ロビー
企画担当	専門委員オーガナイザー：籠嶋岳彦 (東芝), 北村達也 (甲南大), 宮崎昇 (NTTアイティ) 研究会幹事補佐：大谷大和 (東芝)
参加者数	18名（企画担当含む）
テーマ詳細	音声生成の新しい知見を踏まえて音声合成の研究対象を見直すことで、何か面白い視点を見出すことはできないでしょうか？この例に限らず、視野を広げて、様々な技術の新しい組み合わせを試すことが、次のブレークスルーにつながるかもしれません。本セッションでは、音声生成・音声合成を中心とする音声関連分野の研究者や技術者が、互いの知見や課題についての対話を通してコラボレーションの可能性を探ります。そのため、招待講演と一般講演に加えて、「ワールドカフェ」という手法を用いた参加型のワークショップを企画しました。リラックスした「カフェ」のような雰囲気の中で対話することで、新たな気づきや着想を得て参加者で共有することを目指します。
プログラム内容	13:20 オープニング　・開会の挨拶　・趣旨とプログラム説明　・グループ分け　　音声合成・音声生成に興味がある人が混ざるように４～5人のグループを作る 13:30 場を温めるワーク　・名札作成　　ニックネーム推奨　・自己紹介　　①名札の名前の由来　②どこから来たか　③仙台の印象　④このワークショップへの期待　・準備運動（単語連想ゲーム）　　模造紙に書かれている単語から線を引いて、連想される単語をつなげていくゲーム。　　各グループで、ペンをリレーしながら制限時間内に書けた単語の数を競う。 13:55 ワールドカフェ　・やり方の説明　・テーブルの上の模造紙に書き込みながら各グループで対話。　　テーマ（問い）：「何と何を組み合わせたら面白い研究テーマになるでしょうか？」　・休憩10分　・グループのメンバーをシャッフルして、同じテーマでさらに対話。　・最初のグループに戻ってさらに対話。 15:25 共有と振り返り　・ワールドカフェで心に残ったことを各自付箋に記入　・付箋をホワイトボードに貼りだして全員で共有と質疑応答　・気づいたこと、思ったこと、感想などを全員で話し合い 16:00 終了
企画担当コメント	・参加者は比較的研究キャリアのある方たちで、学生さんにご参加いただけなかったのが残念でした。もう少し参加のハードルを下げる工夫が必要だったと思います。・ワールドカフェでは、飲み物やペンを手にして熱心に話し合う姿がどのテーブルでも見られ、リラックスした対話がある程度実現できていたのではないかと思います。・専門分野の異なる参加者たちが腹を割って対話することができ，新しい組み合わせの研究が生み出される契機になったのではないかと思います。・振り返りでは前向きなコメントが多く、音声の分野に拘らず大きく異なる分野とのコラボレーションに期待するコメントも聞かれました。今後の企画に向けた参考になると思います。