第2回音声言語シンポジウム (2000年12月) 開催のご案内

★音声研究会（ＳＰ）
専門委員長 板橋秀一  副委員長 杉山雅英
幹事 阿部匡伸・武田一哉  幹事補佐 今井亨・鏑木時彦

日時  12月21日（木）  9:30〜17:20
          22日（金）  9:30〜18:00

会場  東京工業大学国際交流会館多目的ホール（大田区石川町
  1-1-18，東急大岡山駅より徒歩10分．http://www.titech.ac.jp/
  maps/index-j.html参照．古井貞煕）

  音声言語処理の研究は，大規模コーパスの整備などを背景に近
年著しく進展しており，音声処理と自然言語処理の連携・統合化
の必要性も増しています．このような背景のもと，昨年３つの研
究会の共催により第１回音声言語シンポジウムが開催され，活発
な議論が行われました．今回の第２回音声言語シンポジウムにお
いても，招待講演および一般講演を通じて最新の音声言語処理研
究の情報交換，および研究の方向について議論が行われる予定で
す．
議題  −第２回音声言語シンポジウム（ＳＰＬＣ）−
21日午前 session-1（口頭発表）頑健な音声認識のための音響分
析
１．［サーベイ］頑健な音声認識のための音響分析
                                          武田一哉（名大）
２．音声認識のための周辺特徴の検討
                ○福田隆・滝川正史・新田恒雄（豊橋技科大）
３．Long-term Spectrum Removal for Noisy Speech
  Recognition
         J. Chen・T. Matsui・K. Yao・S. Nakamura（ＡＴＲ）
４．音声の時間変化モデルに基づく音声信号推定法を用いた非定
  常雑音下での音声認識      ○藤本雅清・有木康雄（龍谷大）
５．Extended Kalman Particle Filters applied to sequential
  model-based noise compensation for noisy speech
  recognition              ○Kaisheng Yao・Tomoko Matsui・
                                Satoshi Nakamura（ＡＴＲ）
６．マイクロホンアレーを用いたＨＭＭに基づく音源識別の評価
                        ○西浦敬信（ＡＴＲ／奈良先端大）・
                  中村哲（ＡＴＲ）・鹿野清宏（奈良先端大）
21日午後 session-2 招待講演
７．［招待講演］言語理解と行動の統合
                                        田中穂積（東工大）
session-3（ポスター発表）音声処理とマルチモーダル
８．音声に含まれる感情の判別に関する検討
      ○門谷信愛希・阿曽弘具・牧野正三・鈴木基之（東北大）
９．連続量を変形要因とする重回帰モデルを内包するHMM
      ○藤永勝久・中井満・下平博・嵯峨山茂樹（北陸先端大）
10．環境音モデルとＨＭＭ合成を用いた音声区間検出の検討
                          ○渡部生聖・山田武志（筑波大）・
                      浅野太（電総研）・北脇信彦（筑波大）
11．会議音声の自動アーカイブ化システム
                              ○秋田祐哉・河原達也（京大）
12．バイモーダル音声認識のための統合方法とその適応化アルゴ
  リズム                 ○熊谷建一（ＡＴＲ/奈良先端大）・
                  中村哲（ＡＴＲ）・鹿野清宏（奈良先端大）
13．口周囲画像による頑強な発話検出
            ○村井和昌（ＡＴＲ）・野間啓介（奈良先端大）・
                          熊谷建一（ＡＴＲ／奈良先端大）・
                                松井知子・中村哲（ＡＴＲ）
session-4（口頭発表）音声認識における適応・探索
14．［サーベイ］音声認識における適応・探索
                                          今井亨（ＮＨＫ）
15．充足統計量と話者距離を用いた音韻モデルの教師なし学習
            ○芳澤伸一・馬場朗（イメージ情報科学研究所）・
  松浪加奈子・米良祐一郎・山田実一・鹿野清宏（奈良先端大）
16．音韻空間への射影に基づく話者正規化による音素認識
                            ○西田昌史・有木康雄（龍谷大）
17．モノフォンモデルを用いた状態選択に基づく音響尤度計算の
  高速化        ○李晃伸（奈良先端大）・河原達也（京大）・
                                    鹿野清宏（奈良先端大）
18．端点検出を行わない連続音声認識手法
    ○瀬川修（中部電力／名大）・武田一哉・板倉文忠（名大）
19．単語グラフ生成におけるパラメータ最適化の検討
        ○加藤正治・斎院俊典・伊藤彰則・好田正紀（山形大）
20．音声認識精度向上のための信頼度尺度の比較
                              ○緒方淳・有木康雄（龍谷大）　
22日午前 session-5 (口頭発表) 話し言葉音声の処理
１．［サーベイ］話し言葉音声の処理
                                          河原達也（京大）
２．話し言葉音声の認識を目指して
                           ○篠崎隆宏・斎藤洋平・堀智織・
                              田熊竜太・古井貞煕（東工大）
３．講演音声認識のための音響・言語モデルの検討
                    ○加藤一臣・南條浩輝・河原達也（京大）
４．音節強調発声に頑健な自然発話音声の認識法
                    ○奥田浩三・松井知子・中村哲（ＡＴＲ）
５．ニュース解説を対象にした音声認識の検討
                          ○本間真一・小林彰夫・佐藤庄衛・
                                今井亨・安藤彰男（ＮＨＫ）
６．会話システムにおける省略とその補完
            ○渡邉大・桝井文人・河合敦夫・椎野努（三重大）
７．アスペクト辞「ている」の意味−会話コーパスの分析から−
                        ○西由美子・白井恭弘（コーネル大）
22日午後 session-6 招待講演
８．［招待講演］ニュース音声自動字幕化システム
                                        安藤彰男（ＮＨＫ）
９．［招待講演］音声言語翻訳システムの現状と課題
                                        山本誠一（ＡＴＲ）
session-7（ポスター発表）コーパス・ツール・システム
10．「日本語話し言葉コーパス」の書き起こし基準について
        ○小磯花絵（国語研）・土屋菜穂子（国語研／青学）・
    斉藤美紀（国語研／東大）・間淵洋子（国語研／都立大）・
                  籠宮隆之・菊池英明・前川喜久雄（国語研）
11．実走行車内音声対話コーパスの設計と特徴
                ○河口信夫・松原茂樹・梶田将司・武田一哉・
                                板倉文忠・稲垣康善（名大）
12．単語およびクラスN-gram作成のためのツールキット
                            ○伊藤彰則・好田正紀（山形大）
13．XML-VoiceXML変換ツールの開発
                ○荒木雅弘・小野佑・植田喜代志・西本卓也・
                                    新美康永（京都工繊大）
14．対話事例を利用した音声対話システム
                  ○村尾浩也（三洋電機／名大）・河口信夫・
                                松原茂樹・稲垣康善（名大）
15．高齢者の発話を促す会話システム
          ○金星一・中島一樹（国立長寿医療研究センター）・
                      中村加奈子（八日会グリーンホーム）・
                            東祐二（八日会藤元早鈴病院）・
                    南部雅幸（国立長寿医療研究センター）・
                        藤元登四郎（八日会藤元早鈴病院）・
                      田村俊世（国立長寿医療研究センター）
session-8 (口頭発表) 言語モデルと音声対話
16．［サーベイ］言語モデルと音声対話
                                       井ノ上直己（KDD研） 　
17．対訳コーパスを用いた表層的類似度に基づく翻訳能力自動評
  価法          ○安田圭志（ＡＴＲ／同志社大）・菅谷史昭・
                              竹澤寿幸・山本誠一（ＡＴＲ）
18．多重クラスTrigram構築のための効率的な自動クラスタリン
  グ手法                            ○磯貝俊太郎（早大）・
            山本博史・匂坂芳典（ＡＴＲ）・白井克彦（早大）
19．連語を組み込んだ統計言語モデル
                      ○岩瀬修・森元逞・首藤公昭（福岡大）
20．複合的言語制約に基づいたキーフレーズスポッティングによ
  る対話音声理解              ○鹿島博晶・河原達也（京大）
21．質問−応答連鎖からの音声対話システムの誤解の検出
                    ○平沢純一・宮崎昇・相川清明（ＮＴＴ）
22．係り受けSCFGに基づく音声自動要約法の改善
                              ○堀智織・古井貞煕（東工大）
◆日本音響学会；音声研究会，電子情報通信学会；言語理解とコ
　ミュニケーション研究会，情報処理学会；音声言語情報処理研
　究会共催，IEEE SP Japan Chapter協賛
◎21日の研究会終了後，古井研，田中・徳永研，小林研の見学会
  を予定しております．