PRMU研究会 平成9年度3月研究会


***** 重要 **************
3月プログラム変更について
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PRMU幹事の熊沢です。今月の研究会が近付いてまいりましたが、今回は何故か発表時間帯の変更の依頼が多く、皆様方には御迷惑をお掛け申し上げます。以下の修正版プログラムを御覧頂き、参加日程等を調整して下さいますようお願い申し上げます。

PRMU テーマセッション:

メディア理解のための言語と画像の統合


 言語と画像は相補的な役割をもつメディアとして従来より様々なコミュニケーションの場で使われてきました.近年,人間とコンピュータの高機能な対話の実現に対する期待の高まりやコンピュータがメディアであるという概念の浸透に伴い,言語と画像の統合という話題が注目を集めています.例えば,ヒューマンインタフェースにおいては,言語としての音声対話だけでなく,これと同期した人間の顔や表情,身振りや手振りを認識することが望まれています.また,WWW上の電子化文書には,挿絵,写真,図表などの画像メディアが含まれており,これらは文章と意味的なつながりをもっています.文書理解では,両者の意味的関係を認識することが要求されます.言語と画像の統合を考える場合,どのような視点からあるいはどのレベルで統合するのか,両者の意味をどのように記述するのか,両者の認識過程でどのようなインタラクションがあるのかといった問題があり,これらを解決するための新しい手法やアルゴリズムが求められています.
このような観点から,PRMU研究会は「メディア理解のための言語と画像の統合」のテーマセッションを企画致しました.論文発表の他,テーマに関する特別講演や討論などを企画しております.
マルチメディアの意味理解,マルチモーダルインタフェース,インテリジェントマルチメディア,モーダルトランスレーション,擬人化エージェント,情報統合など様々な話題を期待しております.また成果発表に限らず,幅広い視点からの問題提起など皆様方の積極的な御参加をお待ちしております.

テーマ担当: 遠藤勉(大分大),柴田正啓(NHK技研)


電子情報通信学会 パターン認識・メディア理解研究会(PRMU)
1998年3月研究会開催案内

★パターン認識・メディア理解研究会(PRMU)
専門委員長: 末永康仁
副委員長: 横矢直和
幹事: 熊沢逸夫,萩田紀博

言語理解とコミュニケーション研究会(NLC)
1998年3月研究会開催案内

★言語理解とコミュニケーション研究会
専門委員長: 石崎俊
副委員長: 杉村領一
幹事: 堂坂浩二,冨浦洋一
幹事補佐:井ノ上直己・高橋直人

【日時】

1998年3月12日(木) 10:30〜16:45
     3月13日(金) 10:30〜16:45

【会場】

慶応義塾大学 湘南藤沢キャンパス
A会場:大学院棟τ11教室
B会場:大学院棟τ12教室

〒252-0816 神奈川県藤沢市遠藤5322
慶応義塾大学 環境情報学部

【交通】

小田急江ノ島線湘南台(西口)下車,
 バス(慶応義塾大学行)にて終点下車(約15分).
または,
 JR東海道線辻堂(北口)下車,
 バス(慶応義塾大学行)にて終点下車(約25分).

【開催地連絡先】

 慶応義塾大学藤沢キャンパス
 〒252-0816 神奈川県藤沢市遠藤5322
 慶応義塾大学 環境情報学部
 石崎 俊 教授
 Tel:0466-48-6101
 Fax:0466-47-5041
 E-mail:ishizaki@sfc.keio.ac.jp

  1. NLC一般は初日、午前、合計3件です。
  2. テーマセッションは、初日午後、2日目午前と午後、合計13件、
  3. PRMU一般は初日、2日目共、午前、午後、合計20件です。
  4. 2日間で合計36件の発表となります。

議題 12日(木)【A会場】午前 10:30-12:00 ※ 変更あり
NLC一般(1)

  1. コーパスからの共起情報を用いた日本語動詞の意味分類
     ○横山弘子・大町真一郎・阿曽弘具 (東北大学)
  2. 表層表現と用例を用いた照応省略解析手法
     ○村田真樹・長尾真 (京大)
  3. 複数の対話ドメインにおける協調的対話原則の分析
     ○堂坂浩二・川端豪 (NTT), 島津明 (北陸先端大)
※ 強化学習を用いたペンインタフェースの設計[築山充・田野俊一]は12日午後へ移動

議題 12日(木)【A会場】午後 13:30-16:15
テーマ・セッション「メディア理解のための言語と画像の統合」(1)
(PRMU研究会とNLC研究会との共催)

  1. シーン記述文の類似性を用いた番組自動要約システム
     ○山田一郎・住吉英樹・金淵培・柴田正啓(NHK)
  2. マークアップ方式による文章作成システム
     ○岩田芳明・山村毅・大西昇(名古屋大)
  3. メタ記号列の学習について:パターンと記号の統合へのメモリベース・モデルからのアプローチ
     ○阿江忠・荒木宏行・日笠雄一郎(広島大)
  4. TVニュースと新聞記事の参照システム
     渡辺靖彦・岡田至弘・金地健吾・阪元慶隆(龍谷大)
  5. 新聞記事における写真と言語表現の対応の学習
     ○山田剛一・杉山一成・中川裕志(横浜国大)

議題 13日(金)【A会場】午前 10:30-12:00
テーマ・セッション「メディア理解のための言語と画像の統合」(2)
(PRMU研究会とNLC研究会との共催)

  1. マルチモーダル対話コーパスの構築について
     ○金子拓也(慶応大)
  2. 顔画像を用いた自然言語の曖昧性の解消
     ○木立洋隆(慶應大)
  3. 推定モデルとDPマッチングを用いたマルチモーダル入力からの戸惑い検出アルゴリズムの提案と評価
     ○龍田幸拓, 田野俊一(電気通信大)

議題 13日(金)【A会場】午後 13:00-15:45
テーマ・セッション「メディア理解のための言語と画像の統合」(3)
(PRMU研究会とNLC研究会との共催)

  1. マルチモーダル対話におけるジェスチャ認識の一手法
     ○賀川経夫,遠藤勉(大分大)
  2. マルチモーダル対話のためのジェスチャ生成に関する考察
     ○石橋雄二・賀川経夫・遠藤勉(大分大)
  3. 画像・音声メディアによる人間対計算機間の対話からの物体概念獲得
     亀井謙一・小松潤(千葉工大)・○荒井秀一(武蔵工大)
  4. 道順伝達のための地図と案内文との表現メディア変換
     ○鈴木祥宏・馬場口登・北橋忠宏(大阪大)
  5. 方向特徴を用いた指示棒が描くジェスチャの認識
     ○仲程 啓・大橋 健・吉田 隆一・江島 俊朗(九工大)

議題 12日(木)【B会場】午前 10:30-12:00
一般・セッション(1)

  1. Morphological Skeletonによるエッジ画像の領域分割
     ○千葉修三・田中直樹(神戸商船大)
  2. 基本図形検出におけるディジタル化の影響を考慮した最小サブセット構成
     ○王耀東・舟久保登(東京都立科技大学)
  3. 任意視点からサッカーシーンを復元する仮想カメラシステム
     ○松井健太郎・平野一視・田中敏光・大西昇(名大)

議題 12日(木)【B会場】午後 13:00-16:45 ※ 変更あり
一般・セッション(2)

  1. 2次元視覚モデルによる各種変調画像の復元と評価(IV)
     ○川崎順治・東利昭・萩田裕明(金沢高専)・飯島泰蔵(創研)
  2. 2次元視覚モデルによる各種変調画像の復元と評価(V)
     ○川崎順治・萩田裕明(金沢高専)・林寛・林彬(金沢工大)・飯島泰蔵(創研)
  3. 特徴量を統合し人の感性に近づけた画像検索システム
     ○小林秀行・大河内頼行・太田俊二(オムロン)
  4. パラメトリック固有空間法における階層的な辞書作成法
     ○中村 知彦・堀口進・阿部亨(北陸先端大)
  5. 移動人物によるジェスチャの動画像からのスポッティング認識
     ○西村拓一・高橋裕信・向井理朗・岡隆一(新情報処理開発機構)
  6. 動作者適応のためのオンライン教示可能なジェスチャ動画像のスポッティング認識システム
     ○西村拓一・向井理朗(新情報処理開発機構)・野崎俊輔(メディアドライブ)・岡隆一(新情報処理開発機構)
  7. 強化学習を用いたペンインタフェースの設計
    ○築山充・田野俊一 (電気通信大)
※ 隠れマルコフモデルを用いた、図形アルファベット仮説に基づく形状比較方式[加藤大志朗]は13日午後へ移動

議題 13日(金)【B会場】午前 10:30-12:00 ※ 変更あり
一般・セッション(3)

  1. 仮想的な速度による会合問題を適用した移動ロボットの2点間への誘導
     ○谷村康隆・藤川和利・今井正和・千原國宏(奈良先端大)
  2. 全方位画像のKL展開を用いた記憶に基づく移動ロボットの誘導
     ○梅山恵昭・藤川和利・今井正和・千原國宏 (奈良先端大)
  3. パン・チルト・ズームカメラの簡易モデルによるキャリブレーション
     沼尾利夫・○中谷裕・奥富正敏(東工大)
※ 符号付き動的輪郭モデルを用いる多視点画像からのCSG表現自動生成[上田恭敬・田中弘美]
※ 透視投影因子分解法による広範囲観測画像系列からの3次元物体モデル生成[浮田宗伯・尺長健]
は13日午後へ移動

議題 13日(金)【B会場】午後 13:00-16:45 ※ 変更あり
一般・セッション(4)

  1. 符号付き動的輪郭モデルを用いる多視点画像からのCSG表現自動生成
     ○上田恭敬・田中弘美(立命館大)
  2. 透視投影因子分解法による広範囲観測画像系列からの3次元物体モデル生成
     ○浮田宗伯・尺長健(岡山大)
  3. 画像理解のための4次元空間シミュレータ
     ○高梨賢一・阿部良一・山下幸彦(東工大)
  4. 耳と顔の特徴の位置関係に基づく顔画像からの視線方向の推定
     ○佐橋正也(名大)・青山晃治(三菱)・大西昇(名大)
  5. オプティカルフローを用いた顔面筋パラメータの自動推定
     ○矢崎和彦・石川貴博・森島繁生(成蹊大)
  6. 顔の認識・合成のための標準ソフトウェアの開発
     ○森島繁生(成蹊大)・八木康史(阪大)・金子正秀(KDD)・原島博(東大)・谷内田正彦(阪大)・原文雄(東理大)・橋本周司(早大)
  7. 隠れマルコフモデルを用いた、図形アルファベット仮説に基づく形状比較方式
     ○加藤大志朗(香川大)
※ 仮想的な速度による会合問題を適用した移動ロボットの2点間への誘導[谷村康隆・藤川和利・今井正和・千原國宏]
※ 全方位画像のKL展開を用いた記憶に基づく移動ロボットの誘導[梅山恵昭・藤川和利・今井正和・千原國宏]
は13日午前へ移動

発表/講演予定時刻

A会場(NLC一般、及びテーマ):3/12 (12A-01) 10:30 - 11:00    (12A-02) 11:00 - 11:30    (12A-03) 11:30 - 12:00         (昼 食)(12A-05) 13:30 - 14:00    (12A-06) 14:00 - 14:30         (15分休憩)(12A-07) 14:45 - 15:15    (12A-08) 15:15 - 15:45    (12A-09) 15:45 - 16:15    3/13 (13A-01) 10:30 - 11:00    (13A-02) 10:00 - 11:30    (13A-03) 11:30 - 12:00         (昼 食)(13A-04) 13:00 - 13:30    (13A-05) 13:30 - 14:00    (13A-06) 14:00 - 14:30         (15分休憩)(13A-07) 14:45 - 15:15    (13A-08) 15:15 - 15:45    B会場(PRMU一般):3/12 (12B-01) 10:30 - 11:00    (12B-02) 11:00 - 11:30    (12B-03) 11:30 - 12:00         (昼 食)(12B-04) 13:00 - 13:30    (12B-05) 13:30 - 14:00    (12B-06) 14:00 - 14:30         (15分休憩)(12B-07) 14:45 - 15:15    (12B-08) 15:15 - 15:45    (12B-09) 15:45 - 16:15    (12B-10) 16:15 - 16:45    3/13 (13B-01) 10:30 - 11:00    (13B-02) 10:00 - 11:30    (13B-03) 11:30 - 12:00         (昼 食)(13B-04) 13:00 - 13:30    (13B-05) 13:30 - 14:00    (13B-06) 14:00 - 14:30         (15分休憩)(13B-07) 14:45 - 15:15    (13B-08) 15:15 - 15:45    (13B-09) 15:45 - 16:15    (13B-10) 16:15 - 16:45    

【PRMUの今後の研究会予定】

《 》内発表申し込み締切日

【発表申込・問い合わせ先】

パターン認識・メディア理解研究会(PRMU)幹事
熊沢 逸夫(東京工業大学大学院 情報理工学研究科計算工学専攻)
〒152-8552 東京都目黒区大岡山2-12-1
TEL: 03-5734-2690 FAX: 03-5734-2690 (電話と切替)
Email: kumazawa@cs.titech.ac.jp

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