PRMU研究会 平成9年度1月研究会


PRMU テーマセッション:
動作・行動の認識とサーベイランス


 コンピュータが人間の生活に深く浸透するにつれて、動作・行動の認識が人間と機械の間のコミュニケーションを実現するための不可欠な技術として注目されるようになってきました。動作や行動の映像は、単なる身体状態の外見を示しているにとどまらず、人間の意志や意図、感情などの内面的な状態をも反映しているために、これらの認識・理解に関する研究がヒューマンインタフェースやサーベイランスなどの広い分野の研究者の興味をひきつけているのだと考えられます。
 PRMU研究会98年1月のテーマセッションでは昨年度に引続き、動作や行動の認識と理解に関する研究成果を発表していただき、新しい手法や研究動向についての議論を深めたいと考えております。また、研究発表に加えて、ATRにおけるこの分野の最新の成果についても紹介していただく予定です。
皆様方の積極的な御応募をお待ちしております。

テーマ担当: 大谷 淳(ATR)、川嶋稔夫(北大)


電子情報通信学会 パターン認識・メディア理解研究会(PRMU)
1998年1月研究会開催案内

★パターン認識・メディア理解研究会(PRMU)
専門委員長: 末永康仁
副委員長: 横矢直和
幹事: 熊沢逸夫,萩田紀博

【日時】

1998年1月22日(木)9:30〜16:35
     1月23日(金)10:00〜16:30

【会場】

ATR(国際電気通信基礎技術研究所) 大会議室(G階)
〒619-02 京都府相楽郡精華町光台2-2

【交通】

京都方面から
・近鉄京都線 高の原駅下車※.
大阪方面から
・近鉄奈良線 西大寺駅乗り換え 近鉄京都線 高の原駅下車※.
・近鉄奈良線 学園前駅下車、タクシーで15分.
・JR学研都市線 祝園駅下車、タクシーで10分.
※近鉄高の原駅からは
ATR社員送迎バスで10分 または タクシーで10分です.
社員送迎バスの乗り場は駅前タクシー乗り場の向い側です。

詳しくは http://www.mic.atr.co.jp/access.htmlをご覧ください。

【開催地連絡先】

内海 章
〒619-02 京都府相楽郡精華町光台2-2
ATR知能映像通信研究所
Tel: (0774)95-1401
Fax: (0774)95-1408
Email: utsumi@mic.atr.co.jp

※情処CVIM研究会併催
※22日にATR見学会、懇親会を予定しております。(懇親会費未定)

議題 22日(木) 午前 9:30〜12:15
テーマセッション「動作・行動の認識とサーベイランス」(1)

  1. 日常生活映像から検出された人物像によるエピソード想起
     ○飯島俊匡・石上陽一・川嶋稔夫・青木由直(北大工)
  2. 発話情報と動作情報を用いたプレゼンテーション映像の要約
     ○木村 善文・余 曄・中村 裕一・大田 友一(筑波大)
  3. アクティブバルーンモデルを用いた3次元多重解像度画像生成
     ○木村正孝、松尾啓志、岩田彰(名工大)
  4. 多数カメラによる複数人物の位置・姿勢推定手法の検討
     ○森 大樹(ATR・大阪大学)・内海 章・大谷 淳(ATR)・谷内田 正彦(大阪大学)
  5. 多重解像度視覚の制御による行動の獲得
     ○守田 了(山口大)

議題 22日(木) 午後 13:15〜16:35
テーマセッション「動作・行動の認識とサーベイランス」(2)

  1. 情景画像からの主特徴抽出と位置関係の推定
     ◯大西 一光 ・ 長坂 保典 ・ 鈴村 宣夫(中部大)
  2. 手書き曲線同定における描画動作からのファジネス生成モデルの精密化
     ○大川哲也・佐賀聡人(室蘭工大)
  3. 部分隠れマルコフモデルとそのジェスチャー認識への応用
     ○益満 健・小林哲則(早大)
  4. コンピュータビジョンに於ける実時間表情検出処理の検討
     ○竹松 克浩(ATR・金沢工大)・海老原 一之・大谷 淳(ATR)
  5. 頭部姿勢情報による空間ブラウジングインタフェースの構成
     ○谷口 知隆・高松 亮・佐藤 誠(東京工業大学)
  6. ATR知能映像通信研究所における人物の表情・姿勢推定法の研究
     ○大谷 淳

発表終了後、ATR見学会と懇親会。

議題 23日(金) 午前 10:00〜12:00
「パターン認識・メディア理解一般」(1)

  1. 空間フィルタを活用した新しい実時間多眼ステレオ処理装置
     ○木村 茂(防衛庁)・新保哲也(小松製作所)・川村英二(サイヴァース)・山口博義(小松製作所)・中野勝之(防衛庁)
  2. 直交関数展開法による移動量の大きい動画像のオプティカルフロー
     ○金 珍祐・岡崎耕三(福井大)・田村進一(阪大)
  3. カルマンフィルタを用いたオプティカルフローの抽出に関する研究
     ○松永 雅秀(神戸大)・伊東 敏夫(ダイハツ)・金田 悠紀夫(神戸大)
  4. 自己組織化マップを用いた実画像からの輪郭線抽出に関する研究
     ○滝澤 仁臣(神戸大)・ 伊東 敏夫(ダイハツ)・金田 悠紀夫(神戸大)

議題 23日(金) 午後 13:00〜16:15
「パターン認識・メディア理解一般」(2)

  1. Level Set Methodを用いたらせん走査型CTデータからの臓器の三次元領域自動抽出
     ○南 雅範・堀口 進・阿部 亨(北陸先端大)
  2. 表形式文書を対象とした領域分割法とHTMLファイルの自動生成法
     ○高尾謙輔・鶴岡信治・陳新開・石田宗秋(三重大)
  3. 表形式文書を対象とした節点判別法によるHTMLファイルの自動生成
     ○田中通・鶴岡信治・陳新開・石田宗秋(三重大)
  4. FAにおける低品質文字列の認識
     ○澤 和弘・若林 哲史・鶴岡 信治・木村 文隆・三宅 康二(三重大)
  5. 曲率と傾き,濃度レベル空間を用いた煙濃度時系列データからの火災原因の推定
     ○荒川忠洋 ・鶴岡信治・陳新開・石田宗秋(三重大)
  6. 画像中の物体領域の抽出
     ○玉木徹・山村毅・大西昇(名大)

【PRMUの今後の研究会予定】

 《 》内発表申し込み締切日

【発表申込・問い合わせ先】

パターン認識・メディア理解研究会(PRMU)幹事

熊沢 逸夫(東京工業大学大学院 情報理工学研究科計算工学専攻)
〒152 東京都目黒区大岡山2-12-1
TEL: 03-5734-2690 FAX: 03-5734-2949
Email: kumazawa@cs.titech.ac.jp