PRMU研究会 平成8年度9月研究会
PRMUテーマセッション:パターン認識・メディア理解と数理モデル
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●PRMUテーマセッション
「パターン認識・メディア理解と数理モデル」
パターン認識,コンピュータビジョン,学習,さらにはマルチメディアの圧
縮技術などわれわれの扱う領域は大きく広がっています.これらの技術の目的
は事前の知識をもとに観測して,対象のより広い詳細な知識を得ることにあり
ます.このように考えると,事前の知識のモデル,観測のモデルなど導入すべ
き制約条件の解析,さらにそれぞれのモデルを信頼度,確信度などに基づいて
解析することが本質的課題としてあげられます.最近,数理モデルの研究がい
まひとつ元気がないように見えるのは,いわゆるshape from xxの研究が一段
落したため,次の数理モデルの研究の方向性がもう一つ見えないことに原因が
あるような気がします.
本セッションでは,パターン認識,理解とマルチメディアの領域を包含する
広い視点から数理モデルの重要性を見直し,事前知識の数理モデル,観測の数
理モデル,そしてこれらモデルに基づく解析,逆の計算,応用に関して,分野
の垣根を越えて数理モデルを再考するきっかけを得たいと思います.さらに気
鋭の研究者によるパネル討論を企画する予定です.セッションを盛り上げるた
め,皆様の論文投稿,参加討論をぜひともお願い致します.
テーマ担当:武川直樹(NTTデータ),熊沢逸夫(東工大)
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電子情報通信学会
パターン認識・メディア理解研究会(PRMU)
1996年9月研究会開催案内
パターン認識・メディア理解研究会
専門委員長: 大田友一
副委員長: 横矢直和
幹事: 萩田紀博,全 炳東
日時 1996年9月13日(金) 9:15〜17:30
会場 幕張メッセ国際会議場303号室
JR京葉線にて海浜幕張(快速停車)下車徒歩5分.JR総武線(緩行
線)幕張本郷下車,海浜幕張方面行きバス15分.
連絡先
〜9/10: 井宮 淳(千葉大),TEL: 043-290-3257,
FAX: 043-290-3269, MAIL:imiya@ics.tj.chiba-u.ac.jp,
9/10〜9/13: ワールドテクノフェアin千葉 第5回先端技術国際
会議事務局(高木),TEL: 043-296-0001, FAX: 043-296-0529
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議題 13日午前 9:15〜10:45
「パターン認識・メディア理解一般」
(1) 顔のスケッチ画像抽出と復元
○李 元中,小畑秀文(農工大)
(2) 時空間画像の最適断面画像を用いた流れ情報解析について
○関 明伸(ATR)
(3) 類似度表現を用いた三次元物体の識別
○津田宏治,美濃導彦(京大)
議題 13日午前 10:55〜11:55
テーマセッション:「パターン認識・メディア理解と数理モデル」
(4) 空間離散曲線の自由群による表現とその応用
○大沢宗哲,井宮 淳
(5) パターン認識理論に基づく辞書の作成と評価に関する研究
○杉山晃一,飯島泰蔵(北陸先端大)
議題 13日午後 13:15〜17:30
テーマセッション:「パターン認識・メディア理解と数理モデル」
(6) 視覚における側抑制の数理モデル 〜 逆S字型変換によるモデル化 〜
○加藤俊一,坂本 隆(電総研),小林裕一(凸版印刷)
(7) 逆S字型変換による濃淡画像の画像強調
加藤俊一,坂本 隆(電総研),○小林裕一(凸版印刷)
(8) ステレオビジョンのための多層表現モデル:奥行の知覚と面の完結化の
相互作用について
○汪 増福(理研),大西 昇(理研,名大)
(9) Tracking with Focus of Attention by the Optimal Viewpoint and
Visual Field
○高松 亮,河原田弘,佐藤 誠(東工大)
(10) 遮蔽輪郭からの形状復元のためのアクティブ視点制御
○阿久津隆史,村瀬 洋(NTT)
(11) 【パネル討論】
「画像認識メディア理解と数理モデル − 数理モデル研究の現状と将来」
司会:武川直樹(NTTデータ)
パネリスト:井宮 淳(千葉大),若原 徹(NTT),
和田俊和(岡山大),太田直哉(群馬大),
志沢雅彦(新技術事業団)