2001年6月研究会(PRMU研究会)開催案内

★パターン認識・メディア理解研究会 (PRMU)
専門委員長 横矢直和  副委員長  村瀬 洋
幹 事 斎藤英雄・直井 聡  幹事補佐 佐藤真一

共催 IEEE四国

日時 2001年6月21日(木) 9:00--17:30
   2001年6月22日(金) 9:00--12:10

会場:香川大学研究交流棟研究交流スペース
   (〒760-8625 高松市幸町1--1)

交通:空路
    高松空港→リムジンバス→県庁通バス停下車、
    西へ500mほど歩いて、香川大学教育学部内
   JR
    JR高松駅から、タクシーをご利用下さい。
    歩くと25分くらいです。

構内建物配置(幸町キャンパス内、30番。昨年12月に建った建物)
   http://www.ao.kagawa-u.ac.jp/kagawa-syokai/saiwai.htm

連絡先 香川大学工学部知能機械システム工学科
    秦 清治(学科長)
    〒761-0396 高松市林町新町2217-20
    Tel:087-864-2320 Fax:087-864-2460
    E-mail: hata@eng.kagawa-u.ac.jp


発表スケジュール
(テーマセッション・一般セッション30分(発表20分、質疑10分))

21日午前:
  テーマセッション(1)
   研究発表6件(9:00-12:10) (途中、休憩10分)

  午後:
  テーマセッション(2)
   研究発表6件(13:10-16:20) (途中、休憩10分)
   特別講演1件(16:30-17:30)

22日午前:
  一般セッション
   研究発表6件(9:00-12:10) (途中、休憩10分)


プログラム

6月21日(木)午前 9:00--12:10 
 テーマセッション(1)
 「マシンビジョンの実利用とパターン認識・理解」

(1)複素数相互相関関数を用いたテンプレートマッチング
○平松 久佳(徳島大)・ 玉野和保・ 浅野敏郎(広島工大)・
大恵俊一郎(徳島大)

(2)カラー画像とCCD移動システムを用いた3次元計測
○江上登志人(徳島大)・ 柏木利幸(徳島県立工業技術セン
ター)・大恵 俊一郎・ 寺田 賢治(徳島大)

(3)パターン検査装置のための色彩検査機能の開発
○秦清治・石丸伊知郎(香川大)・広刈正義(ヒューテック)

(4)放射波長特性を利用したアーク溶接現象の理解
○小川洋司・松田純・ZhimaoYang(産総研)

(5)時系列多視点距離画像を用いた自動位置合わせ手法
○廣瀬 誠・古橋 英則・荒木 和男(中京大)

(6)エンターテイメントロボットにおける人物検出システム
平光宗基・〇大田紘高・山本和彦・加藤邦人・
林健太郎(岐阜大)

6月21日(木)午後 1:10--17:30 
 テーマセッション(2)
 「マシンビジョンの実利用とパターン認識・理解」

(7)順位相関に基づくロバスト画像照合法とその地下透水係数推定
への応用
○流郷達人・金子俊一・五十嵐悟(北大)・
宮本 敦(日立製作所)・亀和田俊一(レアックス)

(8)LMedS推定を用いた部分テンプレート最適化に基づく画像照合手法
○奥田 晴久・橋本 学・鷲見 和彦(三菱電機)

(9)点群分布形状の識別手法に関する検討
○高木裕治・渋谷久恵(日立製作所)

(10)確率的手法に基づく距離画像からの面領域の抽出
○平湯秀和・王彩華・棚橋英樹・丹羽義典(ソフトピアジャパ
ン)・山本和彦(岐阜大学)

(11)GMRヘッド素子寸法計測アルゴリズムに関する検討
○笹澤秀明・吉田実・中田俊彦・上田拓志(日立製作所)

(12)電子部品検査の画像処理と性能評価
○高木和則・渡辺隆・輿水大和(中京大) 

(13)【特別講演】外観検査におけるパタン認識
北川克一(東レエンジニアリング)

午後5:30-- 懇親会



6月22日(金)午前 9:00--12:10 
 一般セッション

(1)画像処理手順自動生成のための逐次型および並列型手順探索法
の比較評価
○濱田敏弘(香川県産業技術センター)・清水昭伸(東大)・
長谷川純一(中京大)・鳥脇純一郎(名大)

(2)ビデオカメラを用いた空中署名による個人認証の試み
○片桐雅二・杉村利明(NTTドコモ)

(3)運転者顔画像の鼻孔対検出と頭部の動きの推定
○片原 俊司・青木 正喜(成蹊大)

(4)野球映像における動作認識のための特徴の検討
○ZdenekProchazka ・伊藤崇之 (NHK)

(5)位置データと車載映像からの2.5次元空間モデル構築の検討
○宮川勲・小澤史朗・穂積寛治(長岡技科大)・石川裕治・
若林佳織・有川知彦(NTT)

(6)評価値制限法を用いたステレオ法について
野口貴司(筑波大)


【テーマセッション】
  「マシンビジョンの実利用とパターン認識・理解」

 これまでマシンビジョンは,パターン認識,判別分析,3次元形
状計測などさまざまな研究成果をもとにして,文字・文書認識,医
療,ロボットビジョン,ファクトリーオートメーションなどの分野
で実用化されてきました.また最近では,計算機性能の飛躍的な向
上を背景として,動画像解析や学習アルゴリズムといった,これま
で実時間処理が困難と言われてきた手法が注目され,さらにデバイ
ス技術の進展によって,これまでにない機能を持つ画像入力デバイ
スが現われてきています.これらの技術は,ITS道路・交通,個人
認証,監視・セキュリティ等の新しい分野で応用が試みられ,着実
に実用化が近づいています.
このような背景のもとで,パターン認識・理解の新たなアプリ
ケーションの課題を明らかにし,その解決法を探る目的で,PRMU研
究会ではテーマセッション,「マシンビジョンの実利用とパターン
認識・理解」を企画いたしました.
本セッションでは,実用的なパターン認識・理解のアルゴリズム
だけでなく,マシンビジョンの実現のために重要な,環境変化に対
するロバスト性や実時間性確保のための技術,ハードウェア・アー
キテクチャ,ユーザインタフェースなど,システム化技術にも焦点
をあて,幅広い発表を募集いたします.
多様な分野におけるマシンビジョン実利用上の問題意識を共有す
るとともに,その解決のためになにが必要か,ベーシックな研究成
果と実用化技術の接点に関する議論を深めたいと思います.アカデ
ミックサイドのみならず,インダストリーサイドの方々の実問題へ
のアプローチ等も発表いただけると,より活発な議論が期待できる
と思います.
また本セッションではこの分野に関する特別講演も予定していま
す.多くの方のご応募とご参加をお願い申し上げます.

テーマ担当:橋本 学(三菱電機)・金子俊一(北大)・坂上勝彦
(産総研)