2001年5月研究会(MI研究会/PRMU研究会)開催案内


★医用画像研究会 (MI)
専門委員長 鳥脇純一郎
幹事 仁木登・古川功
幹事補佐 長谷川純一・坂野寿和

2001年5月17日からの専門委員長、副委員長、幹事、幹事補佐
専門委員長 小畑秀文  副委員長 仁木 登
幹事 坂野寿和・藤田広志
幹事補佐 土川 仁

★パターン認識・メディア理解研究会 (PRMU)
専門委員長 谷内田正彦  副委員長  村瀬 洋
幹 事 山田敬嗣・斎藤英雄

2001年5月17日からの専門委員長、副委員長、幹事、幹事補佐
専門委員長 横矢直和  副委員長  村瀬 洋
幹 事 斎藤英雄・直井 聡
幹事補佐 佐藤真一

日時 2001年5月17日(木) 10:00-17:00
   2001年5月18日(金) 10:00-17:10

会場 静岡大学(浜松キャンパス)佐鳴会館会議室
              (浜松市城北3-5-1)

交通 JR浜松駅下車
   [バス」北口地下からバスターミナルへ。
       15・16乗り場から40-49路線バス,数分間隔発車。
       静岡大学下車。20分程180円。
    [タクシー] 北口タクシー乗り場から10分程。千数百円。
    [徒歩では] JR浜松駅から1時間

  地図(駅から大学 http://www.shizuoka.ac.jp/hamatra.html)

宿泊 浜松観光コンベンションビューロー
    http://www.hamamatsu-conve.org/shuku.html
   ホテルの静岡大学割引
    http://ex8.cs.inf.shizuoka.ac.jp/hotel.html

連絡先 中谷広正
    静岡大学情報学部 情報科学科
    〒432-8011 浜松市城北3-5-1
    nakatani@cs.inf.shizuoka.ac.jp
    電話(053)4781482


発表スケジュール
(テーマセッション・一般セッション30分(発表20分、質疑10分))

17日午前:
  テーマセッション(1)
   研究発表4件(10:00-12:00)

  午後:
  テーマセッション(2)
   特別講演3件(13:30-17:00)  (途中、休憩30分)

18日午前:
  テーマセッション(1)
   研究発表4件(10:00-12:00)

  午後:
  一般セッション(PRMU研単独開催)
   研究発表8件(13:00-17:10) (途中、休憩10分)

プログラム

5月17日(木)午前 10: 00-12:00 
 テーマセッション(1)「医用画像処理とパターン認識・理解」

(1)複比による歪中心推定および正規化誤差を用いた内視鏡画像の
歪補正安定化
○山口鉄藏・中島義和・佐藤嘉伸・田村進一・西井孝・
菅野信彦・米延策雄・越智隆弘(阪大)

(2)肺の非剛体レジストレーションのための血管分岐点位置検出
アルゴリズム
○四方秀則・殷志明・朴 鎔燮・北岡裕子・佐藤嘉伸・
田村進一・上甲 剛・中村仁信(阪大)

(3)腹腔鏡下手術支援を目的とした光磁気ハイブリッドセンサに
よる3次元超音波画像の獲得
○宮本仁樹・中島義和・中本将彦・佐藤嘉伸・橋爪誠・
田村進一(阪大)

(4)Surface-Basedレジストレーションにおけるデータ点配置の
評価方法
○井階美歩・桝本潤・中島義和・佐藤嘉伸・西井孝・
菅野信彦・米延策雄・越智隆弘・田村進一(阪大)

5月17日(木)午後 1:30-5:00
 テーマセッション(2)「医用画像処理とパターン認識・理解」

(5)【特別講演】午後1:30-2:30
  3次元局所濃淡構造に基づく医用ボリュームデータの可視化と
定量化
○佐藤嘉伸(阪大)

(6)【特別講演】午後2:45-3:45
  超音波診断技術の発展と今後
○近藤祐司(アロカ)

(7)【PRPRサーベイ講演】午後4:00-5:00
  医用画像処理に利用されるパターン認識の手法
○村木 茂・喜多泰代(産総研)・井宮 淳(千葉大)

午後5:30- 懇親会

-----------------------------------------------------------

5月18日(金)午前 10: 00-12:00 
 テーマセッション(1)「医用画像処理とパターン認識・理解」

(1)3次元ボロノイ図を用いた胸部CT像からの肺葉収縮の定量化
○平野靖(名大)・長谷川純一(中京大)・鳥脇純一郎(名大)・
大松広伸(国立がんセンター東病院)・
江口研二(国立病院四国がんセンター)

(2)肺がんCT検診支援システムの臨床テスト
○久保満・久保田一誠・仁木登(徳島大)・
江口研二(四国がんセンター)・
金子昌弘・楠本昌彦・森山紀之(国立がんセンター)・
柿沼龍太郎・大松広伸(国立がんセンター東)・
森清志(栃木がんセンター)・
西山祥行(社会保険中央総合病院)

(3)ダイナミックCT像による肺野小型腫瘤の抽出
○南和宏・河田佳樹・仁木登(徳島大)・
森清志(栃木がんセンター)・
大松広伸・柿沼龍太郎(国立がんセンター東)・
江口研二(四国がんセンター)・
楠本昌彦・金子昌弘・森山紀之(国立がんセンター)

(4)胸部単純写真における結節性陰影の良悪性鑑別のための
自動化手法の開発
○青山正人(シカゴ大/広島市大)・QiangLi・桂川茂彦・
Heber MacMahon(シカゴ大)・浅田尚紀(広島市大)・
土井邦雄(シカゴ大)

5月18日(金)午後 1:00-5:10
 一般セッション(PRMU研単独開催)

(5)サウンドとモーションの対応付けからのキャラクタの動作生成
○山本正信・星 昌人・下山 功・五十嵐達也(新潟大)

(6)3次元形状と姿勢非依存な照明基底を用いた顔照合
○石山 塁・坂本 静生(NEC)

(7)モルフォロジ-フィルタの構造要素による単一特徴テクスチャ
のモデル化
○八嶋俊(武蔵工大)・浅野晃(広島大)・田口亮(武蔵工大)

(8)カラー画像の領域分割結果の定量的評価
松浦正樹・高橋圭子・杉山岳弘・◯阿部圭一(静大)

(9)エッジベクトルとエッジの信頼度を用いた移動物体の検出
○杉山岳弘・渡辺和久・中谷広正(静大)

(10)平面離散画像の境界曲線の決めるオイラーの公式
井宮淳(千葉大)

(11)3次元画像計測ための投影光パターン最適化の一手法
○盧 存偉(福岡工大)

(12)レンジデータの局所平面当てはめ手法の比較
〇王彩華・棚橋英樹・平湯秀和・丹羽義典
   (ソフトピアジャパン、JST)・山本和彦(岐阜大)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【テーマセッション】「医用画像処理とパターン認識・理解」

 画像診断の分野では、現在、投影像や断層像などの2次元画像の
ほかに、断層像を積み重ねた3次元画像がごく普通に使われていま
す。昨年の北米放射線学会では、ついに3次元画像が動画で得られ
る4次元CTも発表されました。このような膨大な量の画像データの
診断には、画像認識・理解技術による支援が不可欠になってきてい
ます。また、3次元画像を一種の仮想化人体とみなし、その中を自
由に移動しながら観察・計測を行なう仮想化内視鏡の考え方が定着
してきましたが、これも、人体各臓器の正しい認識結果が得られて
初めて有効で信頼性のあるツールとなります。さらに、コンピュー
タ支援外科の領域では、上記の3次元画像と人体のビデオ映像など
を空間的に重ね合わせる必要がありますが、ここでもビデオから人
体の3次元情報を取得するコンピュータビジョンの技術が必要にな
ります。
 以上のように、現代の画像診断支援は、パターン認識・理解の技
術なくしては考えられません。このような観点から、PRMU研究
会は「医用画像処理とパターン認識・理解」のテーマセッションを
企画致しました。研究・開発の成果発表の他、特別講演も予定して
います。医用画像処理のためのパターン認識・理解の手法や理論、
それらを利用した次世代の画像診断支援システムや外科手術支援シ
ステムなどについて幅広く議論したいと思います。
 なお、5月の研究会は、電子情報通信学会医用画像研究会と一部
共催の予定です。皆様の積極的なご応募をお待ちしています。

テーマ担当: 長谷川純一(中京大) 、森 健策(名古屋大)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━