★パターン認識・メディア理解研究会(PRMU)
 専門委員長 美濃 導彦
 副委員長 前田 英作,佐藤 洋一
 幹事 内田 誠一,亀田 能成
 幹事補佐 山口 修, 神原 誠之

【日時】2009年12月17日(木)・18日(金)
【場所】「藤原総合文化会館」(日光・鬼怒川)
【申し込み締切】10月9日(金)
【テーマセッション】
「パターン認識とメディア理解のフロンティアとグランドチャレンジ」

パターン認識の分野において15年前に設定されたグランドチャレンジは、
「コンピュータを使ってどこまでのことがパターン認識において可能であるのか」
と、「可能性追求」の旗印において挑戦すべき課題設定を行ったもので、現在、
その大部分は見事に達成され、一部はその難しさが改めて確認されています。

一方、コンピュータの性能が飛躍的に向上し、ウェブが生活基盤となった現在、
これまで想像もしなかった応用が拡大し、理論的・技術的にも挑戦すべき課題
は益々増加しています。しかし、それ故に、個々人の研究が個別の応用、小さな
技術的改良に偏りがちになると同時に、本来解決すべき大きな課題、共通に解決
すべき普遍的課題を見失いつつあることも事実です。

そこで、本研究会では昨年の6月頃より、分野の本質的な発展を目指して、新た
なグランドチャレンジを設計し、パターン認識とメディア理解において今後10
年間に渡り踏み出すべき方向を示すことにしました。議論の成果は電子情報通信
学会誌の8月号にまとめています。そこでは10大チャレンジテーマも掲げられ
ています。

グランドチャレンジは、目の前に立ちはだかる壁は絶望的に急であるものの、
一旦登頂できれば、そこには素晴らしい眺望が広がる登山です。
グリーディに最急勾配を昇るだけでは高みに到達できない荒行です。
これにはまず、目指すべき頂きに到達可能なルートを全員で確かめることが
必要です。多少乱暴でも無理に登り、ロープをぶら下げる豪傑も必要です。
頂上に日本の旗を突き刺すために、この機会に力を合わせましょう。

現在の技術水準では雲に隠れて見つけられないより高い頂も存在するでしょう。
新たな頂の発見には、「そこに高みがある」と信じる信念が必要です。失敗を
恐れない勇気が必要です。嘲笑を恐れない勇敢さが必要です。これがフロンティ
アです。

本テーマセッションでは、グランドチャレンジへの一歩となるもの、フロンティ
アとなり得るものを中心に論文を募集します。必ずしも10大チャレンジでなく
ても結構です。自らが信じる「これから検討すべき課題」、「誰もやっていない
試み」を歓迎します。先駆的故に発表を躊躇してきた研究、非難されそうな話題
も発表する好機です。新しい研究用語を生み出せるものは特に奨励します。
まずは、「自分の問題を皆に示す」ことから始めましょう。

特別講演でもグランドチャレンジの設計に携わった方、フロンティアを行いつつ
ある研究者にご講演をお願いする予定ですので、新しい息吹を感じるために是非
参加してください。また、テーマの性質上、原稿のページ数は通常の6ページに
限らず、2または4ページの原稿も受け付けます。

なお,テーマセッション以外の発表も募集します。会場規模の都合上、発表申込
が多数あった場合、発表を受付けられない場合がございます。あらかじめご了承く
ださい。

また、12月研究会は,フェロー&マスターズ未来技術研究会との共催による
新フェロー受賞記念講演を計画しております.皆様のご投稿・ご参加をお待ち
申し上げます.

テーマ担当:
PRMU:工藤 峰一先生(北大), 内橋 真吾(富士ゼロックス),
亀田 能成(筑波大), 神原 誠之(奈良先端大),
鷲見 和彦(三菱電機), 日浦 慎作(阪大),福井 和広(筑波大),
内田 誠一(九大), 佐藤 洋一(東大), 佐藤 真一(NII)

【発表申込先】
下記研究会発表申込システムからお申し込み下さい。
http://www.ieice.org/ken/program/index.php?tgid=PRMU

【問合先】
神原 誠之(PRMU研究会幹事補佐/奈良先端技術技術大学院大学)
TEL: 0743-72-5292 FAX:0743-72-5299
E-mail: prmu-submit@mail.ieice.org