委員長ご挨拶

 2017年度 委員長

宮寺 庸造(東京学芸大学)

このたび,第20代教育工学研究専門委員会委員長を拝命しました,東京学芸大学の宮寺です.歴代の委員長,委員の皆様が長きに亘り築き上げてきた本委員会を,時代の流れに適合しながら,皆様のご協力のもと発展させていただく所存です.宜しくお願い致します.

本委員会は,1967年11月に発足し2017年に創立50周年を迎えました(当初は「教育技術研究専門委員会」,1985年4月から「教育工学研究専門委員会」に名称変更).この記念すべき年に,委員長に就任したことは光栄でもあり身の引き締まる思いでもあります.私を含め,本研究会で育てられた多くの若い研究者(私は若くはありませんが...)がおります.私が今この場にいられるのも本研究会があってのことです.その御恩に報いるべく,委員長として精いっぱい務めさせていただきます.

さて,我が国の「第5期科学技術基本計画」における4つの目的の一つに,「未来の産業創造と社会変革に向けた新たな価値創出」が掲げられております.ここでは,ICTの活用によりサイバー空間と実空間を融合した「超スマート社会」の実現を目指し,あらゆる人が快適で豊かな暮らしができる社会を期待しております.昨今では,AIやIoTをはじめとするキーワードが注目され,「超スマート社会」の波が教育工学分野にも浸透している状況にあります.

本学会における本委員会の研究分野は,特に「教育/学習」といった特殊な社会を対象とし,情報通信技術を巧みに活用すること,教育社会を情報通信技術の進歩に適合させるためのあらたな仕組みや環境を開発すること,既存の技術や手法を統合した新しい教育環境を創造すること,教育の変革に合わせ適用可能な情報通信技術を開発すること,などが研究の柱となっております.本委員会の研究は,時には情報通信技術の専門家からすると技術的な新規性が薄く見られがちですが,情報通信技術と共に新しい「教育/学習」体系が創造できる重要な役割を担っております.このような意識のもと,年に9回の研究会を開催し,十分な議論ができる環境を提供していきたいと思っております.より多くの方々にご参加いただき,活発な議論を繰り広げ,本研究会の益々の発展にご協力賜れますようお願い申し上げます.

(教育工学研究会第20代委員長)

これまでの委員長

  • (第1代)  1969-1972年度 川上 正光
  • (第2代) 1973-1976年度 中村 元和
  • (第3代) 1977-1980年度 末武 国弘
  • (第4代) 1981-1984年度 阿部 善右衛門
  • (第5代) 1985-1988年度 宇都宮 敏男
  • (第6代) 1989-1990年度 清水 康敬
  • (第7代) 1991-1992年度 坂元 昂
  • (第8代) 1993-1994年度 伊藤 紘二
  • (第9代) 1995-1996年度 岡本 敏雄
  • (第10代) 1997-1998年度 磯本 征雄
  • (第11代) 1999-2000年度 渡辺 成良
  • (第12代) 2001-2002年度 福原 美三
  • (第13代) 2003-2004年度 米沢 宣義
  • (第14代) 2005-2006年度 永岡 慶三
  • (第15代) 2007-2008年度 横山 節雄
  • (第16代) 2009-2010年度 渡邉 豊英
  • (第17代) 2011-2012年度 中村 直人
  • (第18代) 2013-2014年度 赤倉 貴子
  • (第19代)2015-2016年度 松原 行宏

 

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