オーガナイズドセッション

特定のトピックに関する研究発表を集め,活発に議論を行う「オーガナイズドセッション」を今年も企画いたします.
今年は下記の4セッションを予定しております.
その分野の専門家と議論を行うことができますので,積極的な投稿をお待ちしております.


オーガナイズドセッションⅠ
「ソーシャル・イメージング
オーガナイザ:鈴木健嗣(筑波大)・小森政嗣(大阪電通大)
内容:
複数人による複雑な社会的相互作用やその背後にある関係性をさまざまな計測技術を駆使して顕在化し明示する新しい技術をここでは「ソーシャル・イメージング」と呼びます.インタラクション場面における情動状態の計測や,表情などの非言語情報の相互作用の解析,および社会的相互作用の視覚化などに関わるテーマなど,多様なアプローチによる社会的相互作用の可視化やその利用に関わる研究を昨年度に引き続いて募集します.

オーガナイズドセッションⅡ
「雰囲気工学」
オーガナイザ:湯浅将英(湘南工科大),片上大輔(東京工芸大),小林一樹(信州大),田中貴紘(名古屋大),大村英史(東京理科大)
内容:
本OSでは,複数人が創り出す様々な「雰囲気」を統一的に扱い,「雰囲気」を構成する原理やルールを探ることを目指します.たとえば,人同士の会話における雰囲気,SNSやtwitterでの雰囲気,集団となったときの創発的な雰囲気,エンターテイメント(音楽/BGMやプロジェクションマッピング)における雰囲気,ディスカッション/コミュニティにおける雰囲気など,これらに関連する研究を幅広く募集し,楽しい雰囲気で議論します.

オーガナイズドセッションⅢ
「G空間IoT × 行動変容」
オーガナイザ:蔵田武志(産総研),河口信夫(名古屋大)
内容:
IoT(Internet of Things,モノのインターネット)の普及と,その人工知能との融合により産業や日常生活が大きく変わろうとしている.その中でもG空間コンピューティング,具体的には,屋内外測位技術や時空間モデリング技術,それらにより得られる時空間情報の活用手段(例:AR/MR)等の重要性や有効性が再認識されている.本OSでは,そのようなG空間コンピューティングとIoTの境界領域(G空間IoT)に関する技術やコンセプトの提案から,応用,実証,評価にいたるまで包括的に発表を募集する.さらに,G空間IoTがどのように人の行動変容を起していくのかについての議論を深めることを目的とする.

オーガナイズドセッションⅣ
メディアエクスペリエンスとバーチャル環境基礎
オーガナイザ:亀田能成(MVE研究会・筑波大学)
内容:
MVE研究会は,2017/4から,その名前を「マルチメディア・仮想環境基礎」から「メディアエクスペリエンス・バーチャル環境基礎」と改名し,メディアを利用した新体験の創出とそこからの新発見,およびVRをはじめとする今そこにない環境によるHI基盤の研究に向けて深化していく所存です.つきましては,改名に先立ち,当該分野の研究発表の場をHCGに設けますので,奮ってご投稿ください.