| No | 197366 |
|---|---|
| 標題（和） | ミッドサイズな符号長に適した消失訂正符号の提案とクラウドコンピューティングでの高速データ転送への適用 |
| 標題（英） | Erasure Codes with Small Overhead Factor and their data transfer systems |
| 研究会名（和） | 情報ネットワーク, ネットワークシステム, 通信方式 |
| 研究会名（英） | Information Networks, Network Systems, Communication Systems |
| 開催年月日 | 2009-09-10 |
| 終了年月日 | 2009-09-11 |
| 会議種別コード | 5 |
| 共催団体名（和） | |
| 資料番号 | CS2009-41 |
| 抄録（和） | 本論文では，ランダムに生成した有限な行列を用いた，排他的論理和演算(XOR) ベースの消失訂正符号を提案し，特にデータ転送に適した行列を長時間のシミュレーションにより求め適用した結果について報告する．今回提案する消失訂正符号の行列は要素が0 か1 である2 値の行列であるが，疎な行列ではなく，行列中の1 の数の割合が0 の数の割合よりも大きい行列を用いている．一般的にLDPC 符号で用いられる行列は行数が数千行であるが，本符号では演算時間とオーバーヘッドが実用的な値となる1000 行程度の行列を用いている．LDPC 符号などでは行数が大きい場合に最適な行列を求める方法は見つかっていないため，我々は長時間のモンテカルロシミュレーションを行ない，その結果の中で，最もオーバーヘッドの小さい最適な行列を求めて用いている．典型的なLDPC 符号において1000 行の行列を用いた場合のオーバーヘッドの値は1.07 であるのに対して，我々の符号では1.002 である．今回我々はこの消失訂正符号をファイル転送やクラウドコンピューティング環境でのデータ転送の高速化に適用し，従来の転送方法に比べて2 倍から4 倍の高速化を実現した． |
| 抄録（英） | In this paper, we consider a family of XOR-based erasure codes with finite-sized randomly-generated parity check matrices, and report the results of thorough computational search for suitable erasure codes. We designed our codes so that the overhead factor becomes small. While typical LDPC codes use matrices that have several thousand rows, our codes use matrices that have only one thousand rows in consideration of practicable operation time and overhead. Because a method for discovering the most suitable matrix from a large number of matrices has not been found, we executed Monte Carlo simulation for a long time in order to discover a suitable matrix with the lowest overhead factor. We have discovered a family of erasure codes with an overhead factor of 1.002 on average, compared to 1.07 for typical LDPC codes when the number of rows is 1000. We have applied an original erasure correcting code to file transfer system and Cloud Computing environment. |
| 収録資料名（和） | 電子情報通信学会技術研究報告 |
| 収録資料の巻号 | Vol.109, No.190 |
| ページ開始 | 47 |
| ページ終了 | 52 |
| キーワード（和） | 消失訂正,データ転送,クラウド |
| キーワード（英） | Erasure Correcting,Data Transfer,Cloud |
| 本文の言語 | JPN |
| 著者（和） | 亀山裕亮 |
| 著者（ヨミ） | カメヤマ ヒロアキ |
| 著者（英） | Hiroaki Kameyama |
| 所属機関（和） | 株式会社富士通研究所 |
| 所属機関（英） | Fujitsu Laboratories LTD. |
| 著者（和） | 佐沢真一 |
| 著者（ヨミ） | サザワ シンイチ |
| 著者（英） | Shinichi Sazawa |
| 所属機関（和） | 株式会社富士通研究所 |
| 所属機関（英） | Fujitsu Laboratories LTD. |
| 著者（和） | 佐藤裕一 |
| 著者（ヨミ） | サトウ ユウイチ |
| 著者（英） | Yuichi Satou |
| 所属機関（和） | 株式会社富士通研究所 |
| 所属機関（英） | Fujitsu Laboratories LTD. |