そもそも思考は、単に推論などの処理過程だけで実現されているわけではなく、 知識もその実現に重要な役割を果たしています。このような知見に基づき12月 開催の思考と言語研究会では、Web2.0以降の時代をも見据えながら、真に知的 な知識情報処理システム実現への手がかりを探るべく、「思考と知識検索・獲 得」というテーマのもと、多くの研究発表を募集します。

具体的には例えば以下のような研究テーマに関わるものです。

1. Semantic Web、Semnatic computing、UNL(Universal Networking Language)などの観点からの知識の表現法・利用法・共有化に関する研究、
2. Web・テキストデータベース・大規模辞書等を対象とする情報・知識検索手法やシステム、
3. データマイニングや帰納推論による知識獲得手法やシステム、
4. その他：人間（脳）等における知識検索・獲得に関する基礎研究

思考と言語研究会は基礎・境界ソサイエティに所属する研究会ですので、 工学系以外の多くの研究者の研究発表を期待しております。

なお、思考と言語一般に関する研究の発表も受け付けますので、奮って応 募されることをお願いするとともに、ご興味のありそうな研究者の方にもご発 表を勧めていただければ幸いです。