毎年,春に開催しております回路とシステムワークショップも,今回で18回目を迎えることとなりました.本ワークショップは,回路とシステムに関連した分野の研究者や技術者が集い,招待論文や投稿論文,パネル討論を通じて,分野内だけでなく分野間にまたがる境界領域の課題解決と,将来の研究分野の探求を目的としています.第18回 回路とシステム軽井沢ワークショップは下記の要領で開催いたします.皆様からの積極的な論文投稿をお願い申し上げます.

第18回 回路とシステム軽井沢ワークショップ実行委員長
西尾 芳文(徳島大)


日程

投稿締切 2005年1月14日(金) 必着 厳守
採否通知 2005年2月21日(月) 頃
最終原稿締切 2005年3月10日(木) 必着
ワークショップ開催日 2005年4月25日(月), 26日(火)

会場

軽井沢プリンスホテル・西館・国際会議場 浅間
(長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢 Tel:0267-42-1111)

特別招待講演


招待講演

本ワークショップでは下記の講演をはじめ多数の招待講演を予定しています.

論文投稿分野

特別セッション

本ワークショップでは以下の特別セッションを開催します.以下の特別セッションテーマに関する論文投稿を歓迎します.

一般論文

次の分野に関する一般論文投稿を歓迎します.
非線形問題
非線形回路理論 非線形振動論 ニューロダイナミクス ファジィモデル カオス/フラクタル/分岐現象 精度保証付き数値計算 非線形時系列解析
回路の数値解析
回路の数値解析理論 回路/デバイス/配線シミュレーション 回路/デバイス/配線モデル シミュレーション応用最適化技術 EMIシミュレーション シグナルインテグリティ解析 電源系解析 回路縮約
アナログ回路
信号処理回路 センサ フィルタ AD/DA PLL/DLL RF(ミキサ、VCO、LNA、PA) ミックストシグナル 電源 非線形回路 高速インターフェース 光通信用回路 無線通信用回路(WLAN,UWB,RFID)
ディジタル信号処理
基礎信号処理/フィルタ設計 多次元信号処理 適応信号処理 非線形信号処理 音声・音響信号処理 画像・映像信号処理 符号化 通信用信号処理 システム実現技術 信号処理応用
VLSI設計技術
VLSI設計手法・事例 SoC 組込みシステム HW/SWコデザイン システムレベル設計 機能合成・検証 論理合成・検証 レイアウト設計・検証 テスト設計 低消費電力設計 耐ノイズ設計 リコンフィギャラブルシステム 設計再利用 アナログCAD 実装技術
離散システム理論
ソフトウエア仕様記述 形式的検証 ペトリネットと離散事象システム リアルタイムシステム グラフ・ネットワーク理論 離散最適化 スケジューリング アルゴリズム論 並列・並行・分散処理 分散協調システム 待ち行列

第17回 回路とシステム軽井沢ワークショップ奨励賞受賞者ならびに受賞理由

A分科会

講演者
関屋 大雄(千葉大学)
題目
周期性を有する電子回路の設計法
受賞理由
本講演では,周期性を有する電子回路において回路構成と設計条件が与えられた場合に,設計パラメータである素子値を効率よく,かつ高精度で求める手法を提案している.従来の手法では,素子値を最適化するための設計方程式を解く際に,回路方程式を陽に示す必要があった.一方,提案手法では,回路シミュレータによる解析によって得られた回路の応答のみを用いて設計方程式を解くことができる.従って,SPICEなど既存の回路シミュレータを有効に活用でき,実用性が高く適用範囲も広い.以上の理由によって,本手法の有効性は非常に高く,それは多くの聴講者からの熱心な質疑という形で現れた.また,明瞭な発表と質疑に対する応答も的確であった.

Ba分科会

講演者
傘 昊(群馬大学)
題目
I, Q経路ダイナミック・マッチングによる高周波信号発生器の低スプリアス化
受賞理由
本論文では,I,Q信号を用いる高周波の無線送信器や信号発生器のスプリアス低減にダイナミック・マッチング法が有効であることを提案している.スプリアスがI,Q信号経路上の二つのDACのミスマッチによって発生することに着目し,二つのDACをランダムに切り替えるダイナミック・マッチング法によってスプリアスの指標であるSFDRが向上することを,Matlabを用いた詳細な解析により示している.また提案手法は,高周波回路のミスマッチ補正回路として低コスト化,低消費電力化,高集積化の観点からも有効であり,ユニークな方法である.今後の研究に期待される.発表の際にも明瞭で理解しやすく,質疑応答への回答も誠実であり信頼性が高かった.

Bd分科会

講演者
三好 健文(東京工業大学)
講演題目
プログラムの3次元表現空間を用いた非階層コンパイラの構成
受賞理由
本研究は新しいプログラム表現空間を活用した非階層コンパイラの構成について提案している.ハードウェア資源,時間,分岐を三次元空間で表現し非階層的に最適化処理を行なうことでアーキテクチャレベルの情報を余すことなく利用するという手法は新しく,今後の発展が大いに期待される.また,講演者の発表は大変分かりやすく,質疑も的確であった.

C分科会

講演者
竹中 崇(日本電気)
題目
動作合成前後の動作記述とRTL記述の論理等価性検証
受賞理由
本研究では,今後ますます重要性が高くなるであろう高位での設計に着目し,実用的な範囲での形式的検証法を考案している.また,新規性も十分に認められ,発表ならびに質疑応答も的確であった.LSI設計技術の発展に大きく貢献する可能性を秘めており,今後の発展が期待できる.

D分科会

講演者
河辺 義信(日本電信電話株式会社)
題目
同期型通信サーバの動作に関するトレース一致の形式的証明
受賞理由
並行プロセスを扱うプログラミング環境において,通信命令の動作の正しさを保証することは,理論的にも興味深く,実用上も重要である.講演者等は,彼等が開発しているNepiというプログラミングシステムにおいて,通信命令を実行する分散実装されたサーバの動作が,その仕様とみなされる集中型サーバの動作と,トレース一致の意味で等価になることを,定理証明器を使って証明した.問題を定式化し処理する手段に工夫があり,定理証明器の利用例としても興味深く,実システムへの応用という意味でも意欲的な研究といえる.講演においては,難しい内容が明快に説明され,質疑応答も適切であった.

主催

共催

協賛


実行委員会

委員長
西尾 芳文(徳島大)
副委員長
太田 淳 (愛知県立大)
中村 祐一 (NEC)
堀田 英輔 (金沢大)
松永 裕介 (九大)
矢内 浩文 (茨城大)
幹事
渡邉 貴之 (静岡県立大) 総務担当
木村 誠聡 (日本IBM) 会計・会場・宿泊担当
村松 正吾 (新潟大) 論文担当
田岡 智志 (広島大) システム,参加担当
伊藤 和人 (埼玉大) 出版,広報担当
実行委員
阿部 正英(東北大) 阿部 淑人(新潟県工技総研) 荒木田 英穂(東芝)
磯部 祥尚(産総研) 市毛 弘一(横浜国大) 一色 剛(東工大)
井上 昭彦(松下電器) 茨木 栄武(アナログ・デバイセズ) 岩橋 政宏(長岡技科大)
梅田 俊之(東芝) 江口 啓(熊本電波高専) 大澤 新吾(群馬大)
大村 昌彦(ルネサス) 岡田 和久(シャープ) 岡田 健一(東工大)
奥田 正浩(北九州市立大) 尾保手 茂樹(茨城大) 河辺 義信(NTT)
北嶋 暁(阪電通大) 北島 博之(香川大) 木村 智寿(東芝)
小松 聡(東大) 佐伯 勝敏(日大) 坂主 圭史(阪大)
坂本 政祐(埼工大) 佐々木 淳(NTT) 佐藤 高史(ルネサス)
佐藤 隆英(東工大) 白水 信弘(日立) 神野 健哉(関東学院大)
鈴木 達也(名大) 鈴木 仁人(ソニー) 関屋 大雄(千葉大)
早田 征明(NECEL) 高島 康裕(FAIS) 竹中 崇(NEC)
鳥居 健太郎(東芝) 鳥飼 弘幸(法政大) 土井 章充(広島工大)
中垣 淳(北見工大) 仲地 孝之(NTT) 名嘉村 盛和(琉球大)
中谷 祐介(早大) 中山 慎一(徳島大) 夏目 季代久(九工大)
撫原 恒平(NEC) 橋本 鉄太郎(富士通研) 蜂屋 孝太郎(NECEL)
早川 吉弘(東北大) 比嘉 良人(日本TI) 日野 賢一(三洋電)
藤井 力(松下電器) 藤吉 正明(都立大) 堀山 貴史(京大)
間島 利也(広島国際大) 松岡 英俊(富士通研) 丸山 晃佐(早大)
三掘 邦彦(海保大) 宮崎 大輔(静岡大) 宮田 孝富(金沢工大)
巳波 弘佳(関西学院大) 山口 真悟(山口大) 山口 龍一(松下電器)
山田 敏規(埼玉大) 山田 実(岐阜高専) 弓仲 康史(群馬大)
渡辺 郁(阪電通大) 和田 昌浩(甲南大)

関連リンク