有機エレクトロニクス研究専門委員会

Organic Molecular Electronics (OME)

トップへ戻る
趣旨:

 有機材料は主として電気絶縁材料として用いられてきたが, 最近, 液晶デバイスがディスプレイの主役となったことからも, 有機材料の基礎的物性の解明が概念を異にする画期的な技術への道を拓くことになることが分かる。限界の見え始めた超高集積無機半導体素子に替わり得るもの が有機材料と考えられ, 分子構造, 高次構造の制御によって性能向上がはかられるものと期待されている。このように有機電気電子材料に関する基礎科学的な研究, そこからもたらされる新しい応用の発想, 概念が電気電子工学, 産業分野に画期的な飛躍をもたらすものとして期待される。すなわち, 有機材料を積極的にエレクトロニクス分野に活用する有機エレクトロニクスを展開することにより「有機分子素子工学」という新しい学問体系を発展させ, 更に“電子の流れを制御する機能を個々の分子に持たせ分子サイズの素子を作製する”ことを目的とした「分子エレクトロニクス」という究極的なエレクトロニ クス技術の開拓に貢献する。

主要研究分野:
  • 分子電子デバイス、 分子素子
  • 有機膜センサ、バイオセンサ、 ガス・イオンセンサ、バイオチップ
  • 液晶表示素子、有機EL素子、有機感光体、電解コンデンサ、有機太陽電池
  • 光導波路、光スイッチ、光コネクタ
  • 極微細加工レジスト、分子設計
  • 有機半導体、有機導電材料、有機絶縁材料、有機超伝導体
  • 液晶材料、有機相転移材料、有機光非線形材料、人工筋肉
  • フォトリフラクティブ、分子メモリ、有機光記録、フォトケミカルホールバーニング
トップへ戻る