委員会設置の目的:

本時限研究専門委員会の基礎は3期に及ぶ第3種マイクロ波シミュレータ時限研究専門委員会(以下,マイクロ波シミュレータ研究会)および2期におよぶ第2種マイクロ波シミュレータ研究会である. 第1期マイクロ波シミュレータ研究会においては,シミュレータを対象にした全般的な議論とその場の提供, 第2期研究会では,課題の明確化や活動の方向付けを行い, 第3期研究会は,分科会による問題点の解決と3回にわたるマイクロ波シミュレータワークショップ等の開催に注力してきた. これらの活動の結果,マイクロ波電磁界,回路シミュレータに関する諸問題と影響が本学会会員に理解され始めてきたと考えられる.

第2種研究会に移行した 第4期研究会では,シミュレータの計算実行による規範問題の提示(受動回路素子,能動回路素子), 各種ソフトの整理と検証,シミュレータ構築のための共通プラットホーム(API,プラグインフレーム)の提案,及び,技術者育成用教材の提供(教科書作りや教育ソフトの配布)等を目的として, ワークショップおよび研究会の開催,ホームページにおける各種情報公開等の各種事業を展開してきた. 第5期研究会では, 前期から取り組んできたマイクロ波シミュレータ技術者の育成を目的とした入門書,「マイクロ波シミュレータの基礎(初級編)」が2004年に出版されるに至った. また,シミュレータ構築のための共通プラットホーム(API,プラグインフレーム)の試験運用を開始した.専門委員に限って公開をし,要望や意見を取り入れる作業を行っている.ワークショップおよび研究会を開催してきた. 第6期研究会では,従来から開催しているワークショップ,研究会および講習会を実施した.

第2種研として4期目となる今回のマイクロ波シミュレータ時限研究専門委員会では,これらの事業をさらに発展・展開させる事が基本方針となる.

電磁界シミュレータ及び回路シミュレータの役割は,今後益々重要になる事は明白である.マイクロ波技術に関る産官学間の技術交流の視点でも, 共通基盤としてマイクロ波シミュレータ及びその技術を整備していくことで、産官学連携の加速が期待できる. 日本がこの分野の研究開発において欧米諸国に遅れをとっている事も否めない.その為にも,本研究会を継続させる必要があると考える.

担当する該当分野:

シミュレータに対する解析技術,シミュレータを用いた能動素子・回路のモデリング,マイクロ波シミュレータの基礎及び応用に関する技術者育成, 共通プラットホームの開発及びリソース活用,マイクロ波回路・アンテナシミュレータを用いた規範問題の提案等のマイクロ波回路シミュレータ及び電磁界シミュレータにかかわる技術全般.

設置期間

2007年6月〜2009年5月