委員長 柏 達也 （北見工業大学）
開催日： 2014年11月28日（金） 13:00−17:00
講師： 大貫 進一郎（日本大学）
タイトル：「高速多重極法による電磁界解析入門」
趣旨：
２０世紀の１０大アルゴリズムとして注目され、商用の電磁界シミュレータにも大規模問題解析用のソルバーとして搭載され始めた高速多重極法を解説します。高速多重極法は、解析対象物が波長に対して大きくなる大規模電磁界解析や、微細構造の詳細なモデリングが必要となるナノ電磁界解析などに優れた手法です。本講座では、高速多重極法の概念、原理、計算法などの基礎から、アルゴリズムに起因する計算の信頼性や誤差の制御法まで、分かり易く解説します。最近の研究動向として、数値逆ラプラス変換法を併用した電磁界時間応答解析、プラズモニック素子の設計などについても紹介します。
受講対象者は、電磁気学の基礎知識を有する大学の学部生および大学院生、電磁界シミュレータを利用する企業の技術者を想定しています。
【内容】
１．高速多重極法の基礎
1.1 開発の背景
1.2 積分方程式
1.3 加法定理と多重極展開
1.4 高速多重極法
1.5 多重レベルへの拡張
２．計算の信頼性
2.1 誤差要因
2.2 計算誤差の予測と制御
2.3 解析モデリング
2.4 検証例
３．解析事例の紹介
3.1 大規模電磁界解析
3.2 ナノ電磁界解析
3.3 数値逆ラプラス変換法を併用した時間応答解析
3.4 プラズモニック素子の設計
受講料： 一般非会員20,000円、一般会員15,000円
学生非会員10,000円、学生会員5,000円
定員: 定員(20名)に達し次第，申込を締め切らせて頂きます。
申込方法:
下記フォームにご記入の上、EST研究会技術者育成検討委員会(est-edu
mail.ieice.org)までメールをお送りください。
-------- EST講習会申込フォーム --------
件名：EST講習会(2014/11/28)申込
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・学会員の別（該当部分を残してください）: 一般非会員20,000円、一般会員15,000円、学生非会員10,000円、学生会員5,000円
・電子情報通信学会の会員区分（学生員、正員）および会員番号: （会員の場合）
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問合先:
鈴木敬久（首都大学東京）
E-mail: y_suzukitmu.ac.jp