エレクトロニクスシミュレーション(EST)講習会のご案内

                              委員長 橋本 修 (青山学院大学)

開催日: 2011年6月3日(金) 10:00-17:00

会場: 東京工業大学大岡山キャンパス南3号館2階第1会議室(201号室) (http://www.titech.ac.jp/about/campus/o_map.html?id=03 の36番の建物)

講師: 塩見 英久(大阪大学)

タイトル:「フレームワーク PyLAF を活用したシミュレータ開発入門 〜シミュレータ工房〜」

趣旨:
汎用シミュレーション技術が市販製品の普及により均質化してきているため、特殊な課題を高精度高効率に解決する独自アルゴリズムを搭載した特殊シミュレータの重要性がますます高まっている。しかしながら、実用的なシミュレータを開発しようとすると、GUIなど支援要素の開発労力が過大となって、研究者がソルバの開発に集中できなくなることが問題となっている。本講義では、独創的なシミュレータを迅速に開発現場へ投入できるシミュレータフレームワークについて実演を交えながら解説する。フレームワークとは、ソルバやインタフェースを自在に組み替えることができるシミュレータであり、再利用可能な部品群とそれらをまとめあげる制御系から構成されるソフトウェアである。講義ではまた、フレームワークを構成する様々なオープンソースソフトウェアについても言及する。本講座の到達目標は受講者が講義終了後に自習を開始できる程度にフレームワークを習得することである。講義を円滑に進めるために、指定するオープンソースソフトウェアを事前にインストールしたPCを持参して頂くことが望ましい。

【内容】
1. フレームワーク技術
1.1 シミュレータの構造
1.2 オブジェクト指向
1.3 データフロー
1.4 ユーザインタフェース
2. オープンソースソフトウェア
2.1 プログラム言語 Python
2.2 科学計算拡張 Numpy, Scipy
2.3 開発環境 Eclipse
2.4 GUIツールキット Tkinter
2.5 図版描画 matplotlib
2.6 3D可視化 VTK
3. フレームワーク PyLAF
3.1 機能紹介
3.2 基本操作
3.3 コンポーネント開発
3.4 他言語との連携
3.5 FDTDシミュレータの実例

受講料: 一般非会員20,000円、一般会員15,000円
学生非会員10,000円、学生会員5,000円

定員: 20名限定

申込方法:
下記フォームにご記入の上、東京工業大学の平野(hiraantenna.ee.titech.ac.jp)までメールをお送りください。

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件名:EST講習会(2011/6/3)申込

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