2018年3月20日から23日にかけて,東京電機大学 東京千住キャンパスにて開催されました電子情報通信学会2018年総合大会の初日に,好評の第10回通信ソサイエティWelcome Partyを開催しました。今回は,通信ソサイエティだけでなく,基礎・境界ソサイエティ,NOLTAソサイエティ,エレクトロニクスソサイエティ,情報・システムソサイエティによる全ソサイエティ合同での開催となりました。Welcome Partyは,学生会員や若手会員の方々が,諸先輩方と自由にコミュニケーションできる場の提供を目的として開催しており,全ソサイエティ合催企画として初めての試みとなりました。
当日の会場は,電子情報通信学会において日頃から活発に研究発表されている企業・機関から22パネル,通信ソサイエティの研究専門委員会から10パネルを含む,全ソサイエティの研究専門委員会やサブソサイエティから27パネルに囲まれ,研究者・技術者による活動紹介をきっかけに,若手研究者・学生らと活発な意見交換や質疑が行われました。
3フロアにまたがった会場の2階では守倉通信ソサイエティ会長が,中2階では今井基礎・境界ソサイエティ会長が,1階では植之原エレクトロニクスソサイエティ会長が,それぞれ開会の挨拶をしました。パーティの中盤では,参加企業から14名の方々に,ソサイエティから11名の方々にスピーチをいただき,大いに会が盛り上がりました。パーティの最後は,1階では,池口NOLTAソサイエティ会長から,2階では,中村情報・システムソサイエティ会長からの閉会の挨拶とともに終えました。
今回のWelcome Partyは,全ソサイエティ合同開催に加えて,大会企画のキャリア相談会とも連携しました。 キャリア相談会は,学部学生,修士・博士課程の学生の採用に深い理解のある企業・機関の採用担当者および研究・開発部門担当者が参加して,学生との交流の場であり,その無償ブースに対して,Welcome Party参加企業からもポスター出展をしました。また,キャリア相談会へ参加した学生も,Welcome Partyに参加する流れも生まれ交流の輪がひろがりました。
短い時間ではありましたが,学生・若手研究者の皆さんには,通信ソサイエティの分野だけにとどまらず,電子情報通信学会がカバーする幅広い分野で活躍されている研究者から,これらの分野で活躍することの魅力を感じて頂けたのではないかと思います。
今回は,約300名の方々が参加され非常に盛況なパーティとなりました。アンケート結果によりますと,多くの学生さんから,電子情報通信学会や通信ソサエティの活動意義がわかった,企業の取り組みがわかったといった回答を頂いており,電子情報通信学会の活動を知ってもらうこと,学生会員や若手会員の方々が諸先輩方と自由にコミュニケーションできる場を提供するという目的を達成できたと思われます。アンケートの結果は,今後の活動に活かしていきたいと思います。
最後に,パネル展示にご協力くださいました企業・機関,研究専門委員会やサブソサイエティ,技術領域委員会の皆様,そしてパーティ開催に際してご支援いただきました東京電機大学学生食堂及び学生の皆様,また,Welcome Partyにご参加頂いた全ての方々に御礼申し上げます。
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