通信ソサイエティ会員アンケートの実施報告
 
電子情報通信学会 通信ソサイエティ
 
   通信ソサイエティが発足してから13年が過ぎ、この間に社会および学会を取り巻く環境も大きく変化しつつあります。通信ソサイエティでは2006年、他のソサイエティに先立ち独立採算化による自立運営を本格的にスタートさせ、論文編集や研究会などの活動のインセンティブをより高め、ソサイエティ独自の施策を機動的に実施していくことで、一層の会員サービス向上をめざしました。この施策の一つとして,会員からの声を吸い上げるための機関としてサービス評価委員会が設置されました。これは,通信ソサイエティ会長の諮問委員会であり,独立した立場を生かして,実際にソサイエティを運営している執行委員会等に会員の側に立って意見・改善点等を述べる委員会です。
  本委員会は,通信ソサイエティに対する会員の皆様のお考えを直接伺うため,約1年間の準備を経て,2007年7,8月の2ヶ月間に「通信ソサイエティ会員アンケート」を実施いたしました。アンケート終了後,結果の整理・分析をサービス評価委員会で実施してまいりましたでの、報告させていただきます。
  アンケート結果には会員の様々な声が反映されており、今後の通信ソサイエティの活性化のための施策に必ず役立つものと確信しております。


1.報告内容
 
 1.1 目的

 本委員会は通信ソサイエティ会員の減少、いわゆる「会員離れ」の原因を分析し、会員が通信ソサイエティに何を期待しているかを把握し、会員にとってより一層魅力ある通信ソサイエティとするための施策立案に必要な情報を提供するため、会員の通信ソサイエティに対する意識調査を行った。具体的には、会員の声を直接吸い上げる方法として、Webによるアンケート調査と分析を実施した。

 1.2 サービス評価委員会構成メンバ

委員は通信ソサイエティの研究専門委員会経験者を中心に選定した。

委員長    山尾 泰(電通大)、副委員長 笹瀬 巌(慶應大)、
幹  事    長 敬三(NTTドコモ)、高橋応明(千葉大)
委  員    小川 淳(富士通研)、鹿田 實(NEC)、萩本和男(NTT)、前田惟裕(JAXA)、
         村田正幸(阪大)、吉開範章(日大)
委員(通ソ) 若原 恭(副委員長)、谷口智彦(会員サービス幹事)

 
 1.3 アンケート実施結果報告

アンケート実施結果報告書は以下の文書から構成される。
(1)通信ソサイエティ会員アンケート報告
(2)アンケートWebページ
(3)アンケート記述回答一覧
(4)学会への要望・期待自由記述回答


2.最後に
 
 今回のアンケートの記述回答欄には,会員からたいへん数多くの生の声が寄せられた。この中には通信ソサイエティ活動に対する大きな期待や激励の声も多数含まれていた。今回の結果を真摯に受け止め,会員の期待に応えられるソサイエティとなるよう今後の施策が実施されることを強く望むものである。
  最後に,電子情報通信学会としては初めての大規模な会員アンケートとなり,実施上のトラブルや多くの会員の協力が得られるかなど,不安要素は種々想定されたが,関係各位の多大なご協力とお知恵により無事完了することができた。ここに本アンケートの実施に関連した多くの方々に深く感謝致します。