EMCJ ニュース   No.3 (2004.6.18)

環境電磁工学研究専門委員会
 委員長:小塚洋司、副委員長:古賀隆治
  幹事:陳 強、山根 宏、 幹事補佐:村野公俊、下塩義文
今年度の主な活動方針
 2010年の有望技術・市場のキーワードは,「環境」「ユビキタス」「薄型」であると報じられています(3月4日付日経産業新聞)。これら三つのキ−ワードは, 何れも環境電磁工学の諸問題と深く関わっており、この例からも環境電磁工学研究会が果たすべき役割は、今後ますます重要となってまいりました。
こうした電磁環境の急速な質的転換に対処すべく、今年度は、より一層の活性化を目指して環境電磁工学研究会の運営を図ってまいります。
 具体的には、毎月の研究会では、2日開催や特別講演を含めた幅広い活動計画の他,若手研究者に対するワークショップや発表会の企画、また,一般技術者向けワークショップの充実,産業界との一層の協力関係の強化、IEEE、EMCSの国内各チャプターとの連繋によるグローバル化に対応した研究会の在り方などを検討し、これらを積極的に推進してまいります。また、規制や標準化の問題に関し、学会としてどのような形で参画する余地があるか等を視野に入れて検討してまいります。今年度前半の主な計画を以下に記します。
〇幹事および幹事補佐が交代しました
 2年間にわたり本研究会の幹事を勤めてくださいました情報通信研究機構の山中幸雄さんが東北大学陳強先生と、また幹事補佐の同、渡辺聡一さんが、東海大学村野公俊先生とこの5月末をもって交代いたしました。お二人には本研究会の運営に多大なご尽力を頂きました。この紙面をお借りし、本研究会メンバーの皆様の総意を代表し、また委員長としての立場から厚くお礼申し上げます。
〇6月の研究会、北海道大学において6月30日、7月1日の2日間の開催
 6月は、北海道大学で,2日間の研究会の開催をいたします。テーマは,一般と生体の特集です。お誘い併せの上、多数ご参加ください。
〇若手エンジニアを対象としたワークショップと発表会(7月29、30日)
 10月湯沢で開催のワークショップに対し、7月は若手研究者、エンジニアのワークショップと位置付け、第一日目にEMCの基礎に関するワークショップと発表会を行ない、優れた発表に対し、表彰し副賞を授与いたします。若手とは何歳までかというご質問が多くありましたが、一応30歳くらいまでと考えております。また,2日目には,一般の講演会を開催します。なお、30日に研究会終了後、研究専門委員会を午後6時から機械振興会館で開催いたします。
〇9月研究会をATRで開催
 9月研究会は、ATR(国際電気通信基礎技術研究所)で開催いたします。見学会も含めて開催いたしますので、奮ってご参加ください.なお、研究会開催日が10月1日(金)ですのでお間違えのないようお願いいたします。
〇通ソ大会で電波吸収体のシンポジウムを開催
 9月徳島大学で開催の通信ソサイエティ大会で、最近発表件数が増えています電波吸収体のシンポジウムを企画いたしました。「最新の電波吸収体技術」をテーマに開催します。
〇10月はマイクロ波研究会と共催
 10月28,29日の2日間にわたり、岩手大学でマイクロ波研究会と恒例の共催をいたします。発表申し込みが8月中旬ですのでご注意ください。
〇越後湯沢でワークショップの開催
 今年は、11月第2週に、越後湯沢でワークショップを開催いたします。少し趣向を変えての開催を予定いたしておりますので、ご期待ください。
〇2004年KJJCの開催について
 アンテナ・伝搬,環境電磁工学,電磁界理論に関する日韓合同会議(KJJC)が、今年は、11月22日(月)〜11月23日(火)の2日間、韓国ソウル市で開催されます。論文締め切りは、2004年9月22日(水)です。詳細は、詳しくはアンテナ伝播研究会ホームページのKJJC'04開催案内(http://www.ieice.or.jp/cs/ap/jpn/KJJC2004.html)をご覧ください.
〇アジア地域からの講師による特別講演会を開催予定(12月名工大に変更)
 12月は名工大で2日間の研究会を開催します。一般講演の他、アジア地域とのより一層の連繋を深めるために、各国から講師をお招きして特別講演の形でジョイントミーティングを開催する予定です。技術進歩の著しいアジア各国の技術動向と環境電磁工学の在り方などをご紹介していただきます.EMC Japan chapterとの共催で、第一日目にジョイントミーティングを予定しております。