2005年12月1日更新
ワークショップは盛大のうちに終了いたしました。ありがとうございました。
音声、ビデオ、データ通信を同時に提供するトリプルプレイサービスが開始されるなど、インターネットにおいてもより高いQoS (Quality of Service)保証が求められています。さらには、ありとあらゆる端末や情報家電が、固定網や移動網の制約を越えて接続されるユビキタス時代も目前に迫っています。コミュニケーションクオリティ研究専門委員会では、情報インフラ化したインターネット、さらにはユビキタス化したオールIPネットワークにおいて、ユーザの求めるQoSを提供する手法を、従来の枠組みにとらわれずに議論することを目的として、これまでに2度のQoSワークショップを開催してきました。 本年度は、次世代IPネットワークにおけるQoSを支える基盤技術のひとつである、QoSの設計・評価技術を中心に議論するため、第3回QoSワークショップを開催いたします。現状のインターネットが抱えるQoSの諸課題、無線ネットワークにおけるQoS技術、ならびに設計・評価に広く使用されているシミュレーションツールの利用法などについて、第一線研究者によるチュートリアル講演を行います。さらに若手研究者を対象にして、オールIPネットワーク時代におけるQoSのあり方、QoSの評価・設計、制御、運用などの観点から幅広い議論を行うポスターセッションを開催します。またワークショップに併設して、シミュレーションツールのデモ展示、ならびにNTT武蔵野研究開発センタの主観品質評価ブースの見学を予定しています。
平成17年 11月2日(水) 10時〜17時
NTT武蔵野研究開発センタ プレゼンテーションホール・コンベンションホール
〒180-8585 東京都武蔵野市緑町3-9-11
http://www.ntt.co.jp/islab/access/index.html
プログラム(全体構成はこちら」)
10:00 受付開始
10:20 主催者挨拶
10:30-11:10 招待講演1「ユビキタス時代のQoS -計測とそれに基づく制御」
九州工業大学 尾家祐二教授
11:15-11:55 招待講演2「音声や映像などのメディア品質評価技術」
筑波大学 北脇信彦教授
11:55-13:10 休憩、シミュレーションツールのデモ(QualNet、OPNET)見学
13:10-14:10 招待講演3 [評価技術(シミュレーション)]
(1)「QualNetを用いた車車間アドホックネットワークの性能評価」
新潟大学 間瀬憲一教授
(2)「ns2の利用方法」
電気通信大学 加藤聰彦助教授
(3)「OPNETによるモデリングとシミュレーション」
NTT 山田博司主幹研究員
14:10-15:50 ポスターセッション(一般公募)プログラム
併催:シミュレーションツールのデモ(QualNet、OPNET)
併催:NTT武蔵野研究開発センタ見学
(20分程度:ワークショップ申し込み時に、要予約)
(a)新サービス(帯域確保型映像通信、ワイヤレスIPアクセスシステム、高リアリティ3Dキャプチャシステムなど)
(b)主観品質評価ブース
15:50-16:30 招待講演4「IEEE802(無線PAN・無線LAN・無線MAN)におけるQoS制御」
千葉大学 阪田史郎教授
16:30 閉会の挨拶とポスターセッション優秀講演表彰式
17:00 終了