◆シンポジウム講演「通信・レーダのためのインターフェロメトリ・ポーラリメトリ技術」


日時:3月21日 13:00〜17:45 
   (2003年総合大会)

場所:東北大学・B棟B200教室

招待講演1件、一般講演9件

参加者 約50名


【提案趣旨】
電磁波の偏波特性を積極的に利用するポーラリメトリ技術が通信やレーダで盛んに研究されている。通信においても従来の周波数再利用を超えた偏波最適化技術が検討され、我国が打ち上げを予定している地球観測衛星ALOSにはポーラリメトリSARが搭載されるなど、レーダポーラリメトリの重要性が認識されている。これに加え、インタフェロメトリ技術など新しい電磁波応用技術を本シンポジウムではテーマとする。


【開催報告】
この分野の世界的研究者のお一人であるイリノイ大学ボーナー教授による招待講演と一般講演の発表が行われた。一般講演は現在我が国で運用されている航空機搭載型合成開口レーダPi-SARによる偏波情報利用に関するもの、またシステムの偏波校正を行う手法の提案などが中心である。新規地球観測衛星の運用と、将来技術に対する日本の研究成果が大いに利用されることを予見する内容となった。