◆ チュートリアル講演「MIMOアンテナシステム」(RCS研との共催)


日時:2003年9月24日(水) 13:30〜16:30
   (2003年ソサイエティ大会)

場所:新潟大学・総合教育研究棟B355講義室

発表件数:4件(全て招待講演)

参加者:80名程度


【提案趣旨】
無線システムの飛躍的な大容量化を目指したMIMO(Multiple Input MultipleOutput)アンテナ技術が注目を集めています.この技術は,複数の送信アンテナから同一周波数で並列にデータを送信し,受信側ではダイバーシチ合成効果を得つつそれらを分離するものであり,アンテナ・電波伝搬に関する研究者のみならず,信号処理,変復調等広範囲にわたる研究者が盛んに研究している.本チュートリアル講演では,現状の把握と今後の解決すべき課題を明らかにすることを目的とします.


【開催報告】
下記の講師の方々に依頼し,MIMOの基礎理論から,その伝搬特性,信号処理,システム設計などについて, 最新の技術動向を交えながら,MIMO技術分野を網羅するチュートリアル講演をしていただきました.アンテナ,無線システムなど多岐に渡る研究者・技術者の方々が数多く参加され,熱心な議論が展開されました.本チュートリアル講演の目的は十分達成されたと思います.


【講演内容および講演者】

  1. MIMO情報伝送の基礎・・・唐沢好男(電通大)
  2. MIMO伝搬特性・・・阪口 啓(東工大)
  3. MIMO システムにおける信号処理・・・○大鐘武雄・小川恭孝・西村寿彦(北大)
  4. MIMO伝送方式の設計とその応用・・・○久保博嗣・東中雅嗣・村上圭司(三菱電機)