◆シンポジウム講演「ブロードバンド無線通信におけるアンテナ伝搬の諸技術」


日時:2002年9月12日 13:00〜16:05
   (2002年ソサイエティ大会)

場所:宮崎大学教育文化学部・L306教室

発表件数:9件(招待講演1件,一般講演8件)

参加者:60名程度


【提案趣旨】
近年、伝送情報が大容量化してきており、構内無線LAN、 固定無線アクセス、移動通信などのブロードバンド化の検討が 活発に行われている。その中でスマートアンテナや準ミリ・ミリ波 帯用アンテナなどのアンテナ技術や、広帯域電波伝搬特性の 解明などの伝搬技術がブロードバンド無線通信実現のキー技術 として注目されている。本シンポジウムはこのような背景を踏まえて、 ブロードバンド無線通信実現におけるアンテナ伝搬技術の現状の 課題および今後の技術展望について第一線で活躍している研究者 による招待講演を含めて,多角的な討論を行うことを目的に提案 するものである.


【開催報告】
本シンポジウムは、将来の通信として注目されているブロードバンド無線通信の実現 に向け、アンテナ・伝搬に課せられる技術について議論を行う場として企画されまし た。シンポジウムでは、まず電気通信大学の唐沢教授を迎え、近年空間を分割して同 時に複数の信号を伝送することにより伝送速度を高速化する技術として注目されてい るMIMOにおける伝搬チャネルモデルに関する講演をいただいたのち、広帯域無線 通信の伝搬に関する3件の講演、およびUWB等に関連した広帯域アンテナに関する 5件の講演が行われました。シンポジウムには60名近い聴講者が集まり活発な議論 が行われ、その目的は十分達成したと思われます。