【主 催】

計測自動制御学会中国支部

【共 催】

電気学会中国支部,電子情報通信学会中国支部,

情報処理学会中国支部,照明学会中国支部

【日 時】

平成27年12月4日(金) 13:30〜16:50

【会 場】

広島大学 大学院 工学研究科 中会議室

    

(〒739-8527 東広島市鏡山1-4-1大学院工学研究科A1棟1階A1-141室)

    

交  通:広島大学東広島キャンパス内

  http://www.hiroshima-u.ac.jp/top/access/higashihiroshima/

【演 題】

『計測自動制御学会中国支部平成27年度 

              チュートリアル講演会』

【概 要】

「最新の脳科学に基づく感性工学の新展開」

13:30〜13:40 開会挨拶

13:40〜14:40 講演T

「”モノ”と”こころ”が調和し、精神的価値が成長するハピネス社会の実現〜精神的価値が成長する感性イノベーション拠点が目指す姿〜」

講師:農沢 隆秀

(広島大学感性イノベーション研究推進機構   機構長・COIプログラムプロジェクトリーダー マツダ株式会社 技術研究所 技監)

概要: 

物質的豊かさだけでなく感性が新たな価値を創出・成長させアクティブ思考で「モノ」と「こころ」の豊かさが調和するハピネス社会の創造を目指し、文部科学省革新的イノベーション創出プログラムCOI STREAMに広島大学を中核サテライトとする「精神的価値が成長する感性イノベーション拠点(以下、感性COI拠点)」が採択された。感性COI拠点では、最新の脳科学や工学を応用して、人と人、人とモノを感性(こころ)で繋ぐBrain Emotion Interface(BEI)の開発を目指している。“ワクワク感”などの感性や知覚を可視化することで、個人の感性やニーズなどに対応したこれまでにない製品、サービスが提供できるようになり、衣食住、自動車、教育、医療など多様な分野において大きな変革が起こることが期待される。ここでは、感性COI拠点が目指す姿とその社会実装に向けた取り組みについて紹介する。

14:40〜15:40 講演U

「感性の脳内メカニズムの解明、そして感性の可視化に向けて」

講師:笹岡 貴史

(広島大学大学院医歯薬保健学研究院 特任講師)

概要: 

広島大学感性COI拠点が目指すモノの豊かさと心の豊かさが調和する社会を実現する上で、主観的で言葉に表せない「感性」を脳活動や生理反応などを計測することで客観的に見えるようにする「感性の可視化」の実現は最大のミッションである。現在、感性COI拠点では機能的核磁気共鳴画像法(fMRI)、脳波(EEG)などの脳機能計測に加え、心拍、呼吸などの生理計測、視線計測などを組み合わせることで、感性の脳内メカニズムを明らかにするとともに、社会実装を見据 えた感性の可視化を目指した研究が進められている。本講演では、脳科学的な観点から「感性」をどうとらえるか議論するとともに、広島大学での取り組みの一端を紹介する。

15:40〜16:40 講演V

「感性に呼応する未来のクルマ」

講師:西川 一男

(マツダ株式会社 技術研究所先進ヒューマン・ビークル研究部門 部門統括研究長)

概要: 

広島大学感性COI拠点では、感性を理解し使えば使うほど精神的価値が成長する製品の商品化や新ビジネスの創出を目指し、脳科学・光技術・情報通信技術を駆使して、衣食住、教育、医療等の多様な分野の研究開発に取り組んでいる。特に移動体としての自動車分野では、感性に呼応する未来のクルマの製品化を推進し、脳科学による感性の可視化により、人とクルマの感性コミュニケーションの研究を進めている。本講演では、乗り手の思いが通じているかのように、気持ちまでも一つになる相棒としてのクルマの目指す姿や、思い通りに操れいつまでも楽しみたくなる操縦性などの研究事例を紹介する。

16:40〜16:50 閉会挨拶

 

【収容人数】

50名

【参加料】

無料

【事前申込】

申し込み方法 ご氏名・ご所属・連絡先を記入し、下記のE-mailにてお申し込みください。
【申込み期限】 2015年11月27日(金)

【問合せ先】

広島大学大学院工学研究院電気電子システム数理部門

生体システム論研究室/電話(082)424-7676,FAX(082)424-2387

E-mail:sice@bsys.hiroshima-u.ac.jp