2023年度学生マイクロ波回路設計試作コンテスト

表彰規定

以下に示す表彰基準にしたがって、成績優秀な作品を表彰します。

小信号増幅器部門 総合順位 電力増幅器部門 総合順位
最優秀賞 1位 1位
優秀賞 (2位)、(3位) (2位)、(3位)
特別賞 - 若干名

詳細な選奨規定は、こちらを御覧ください。


評価方法

小信号増幅器部門

当部門では、(a)利得、(b)利得平坦性、(c)基板サイズの各評価項目の順位に応じてポイントが付与され、それらポイントの合計点が最も高い参加者を勝者とします。各評価項目の採点表は、表2を参照してください。
合計得点が同点の場合、(a)利得の得点が高い参加者を優先します。
(a)利得
本項目は、2.8-3.2GHzの範囲における最小利得で評価します。この測定値は高いほど高順位となります。
ただし、【仕様】から逸脱した場合、点数付けされません。
(b)利得平坦性
本項目は、2.8-3.2GHzの範囲における最大利得と最小利得の偏差で評価します。この測定値は小さいほど高順位となります。
ただし、【仕様】から逸脱した場合、点数付けされません。
(c)基板サイズ
基板サイズは、図4に示した、XとYの積で算出される。この測定値は小さいほど高順位となります。
ただし、【仕様】から逸脱した場合、点数付けされません。


電力増幅器部門


当部門では、(a)電力付加効率、(b)出力電力、(c)利得、(d)基板サイズの各評価項目の順位に応じてポイントが付与され、それらポイントの合計点が最も高い参加者を勝者とします。各評価項目の採点表は、表3を参照してください。、
合計得点が同点の場合、(a)電力付加効率の得点が高い参加者を優先します。
(a)電力付加効率
本項目は、1.8-2.2GHzの範囲における最大電力付加効率で評価します。この測定値は高いほど高順位となります。
尚、測定周波数は、参加者が1.8-2.2GHzの中から決めてください。入力電力も同様に参加者が選択してください。
ただし、【仕様】から逸脱した場合、点数付けされません。
(b)出力電力
本項目は、1.8-2.2GHzの範囲における出力電力で評価します。ここでは、出力電力は、最大利得から3dB圧縮での測定値を指します。
この測定値は高いほど高順位となります。
尚、(a)電力付加効率を測定した同じ周波数で本項目は測定されます。
ただし、【仕様】から逸脱した場合、点数付けされません。
(c)利得
本項目は、1.8-2.2GHzの範囲における最小利得で評価します。この測定値は高いほど高順位となります。
ただし、【仕様】から逸脱した場合、点数付けされません。
(d)基板サイズ
基板サイズは、図4に示した、XとYの積で算出します。この測定値は小さいほど高順位となります。
ただし、【仕様】から逸脱した場合、点数付けされません。


表2. 小信号増幅器部門の評価項目(a),(b),(c)の点数配分
図2. 小信号増幅器部門の評価項目(a),(b)の参考グラフ


表3. 電力増幅器部門の評価項目(a),(b),(c),(d)の点数配分


図3. 電力増幅器部門の評価項目(a),(b)の参考グラフ


図4. 基板の外観(上面・側面)


特別賞
電力増幅器部門において設計回路の創意工夫がみられる作品、または審査委員長の判断で価値を認めた作品に与える。(若干名)

※入賞した作品には賞状と賞金を授与します。
※特別賞は仕様を満足しない作品も対象とします。
※特別賞は他の賞と重複受賞することはありません。